ここから本文です

ロンドンで金メダルを獲れたのは福見友子選手と中村美里選手のおかげ

6/28(金) 12:11配信

ニッポン放送

黒木瞳がパーソナリティを務める番組「あさナビ」(ニッポン放送)に、元女子柔道選手でロンドン五輪金メダリストの松本薫が出演。柔道との出会いと、ロンドンオリンピックでの闘いについて語った。

黒木)今週のゲストは元女子柔道選手でロンドンオリンピック金メダリストの松本薫さんです。2019年2月に現役を引退されて、楽になったということですが。

松本)そうですね。

黒木)柔道とはどんな出会い方だったのですか?

松本)5人兄弟で4番目なのですが、いちばん上の兄がとても優しい性格だったので、両親が道場に兄を連れて行ったのです。

黒木)お兄さんがまずは柔道教室に行かせられた。

松本)無理やり。でも兄は段々強くなって行ったのです。柔道は人間教育でもあるので、兄がしっかりするようになったのを見て、その後に1人ずつ行かされて。

黒木)4番目で。

松本)私はずっと行きたくないと言っていたのですよ。見ていたら厳しい道場だったので、「怖いなぁ」と思っていました。でもある日、「お菓子を買ってあげるから」と言われて行ってしまったのですね。

黒木)それが何歳のときですか?

松本)5歳です。

黒木)5歳。それから頭角を現して行かれるのですが、中学3年生のときには全国中学校柔道大会で国内制覇します。お兄さんやお姉さんよりも強かったのではないですか?

松本)その前に、私が中学2年生のとき、1つ上の中学3年生の姉が全国中学校大会で優勝しています。

黒木)お姉さんも。

松本)私はそのとき3位だったのですよ。このとき初めて「悔しい」という感情を持ちました。そこから少しずつ自分のなかでの柔道が、「もっと強くなりたい」というものに変わって行きました。

黒木)ちなみにお姉さんはその後、どうなさったのですか?

松本)大学まで続けていましたが、その後は社会に入って引退しました。

黒木)妹には敵わなかったということでしょうか?

松本)最終的には私が体格的に成長して、階級で姉を越したのです。姉が52kg級で、私が57kg級になりました。

黒木)インターハイでも優勝なさっていますし、初めてのオリンピックはロンドンなのですよね。

松本)はい。

黒木)初めてのオリンピックでしたが、松本さんに対して皆さんの期待が高まりますよね。

松本)私よりも前の階級である48kg級の福見友子選手、そして52kg級の中村美里選手。その2人の選手の勝率がほぼ100%だったのですよ。海外で負けたことがないというぐらいの強い選手が前にいたので、そちらに注目が行ってくれたのです。私は隅にいて、プレッシャーがそこまでありませんでした。

黒木)では、ロンドンでは勝つために集中できたのですか?

松本)そのはずだったのですが、いざロンドンに着くと、緊張で足が震えて来たのですよ。そんななか、その2選手が負けてメダルが取れなかった。福見選手は初日に出て負けてしまったのですが、「松はもっといい試合をしな」と言ってくれました。中村美里選手は1回戦で負けてしまったのですが、彼女が「もっと試合がしたかったな」と言ったのです。その言葉を聞いて目が覚めて、「そうだ、1試合でも多くするためにロンドンに来たのだ。どんな形であれ、私は1試合でも多く試合をしよう」とスイッチが切り替わったのです。そのおかげで金メダルに届くことができました。

1/2ページ

最終更新:6/28(金) 12:11
ニッポン放送

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事