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NHK報道に「また縫製か」、ベトナム本国にも伝わる日本の「悪条件」業種

6/29(土) 8:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

厳しいノルマを課せられ、朝7時から夜11時まで働く。その間、休憩はたったの15分。洗濯する時間もなく、雨の季節は生乾きの服を着て作業をした。婦人服や子ども服の製造と聞かされ来日したが、実際の仕事はタオルの製造 ― 。

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ベトナム人女性の技能実習生が働くブラックな職場の実態を暴いた6月24日放送のNHKのドキュメンタリー番組「ノーナレ」の放送をきっかけに、今治タオルの不買運動が起きるなど話題になっている。

彼女たちの母国ベトナムでもSNSなどを通じて番組は拡散されている。ベトナム人技能実習生は2011年末には1万3789人だったが、2018年末には16万4499人にまで急増。2016年には中国人を抜き、技能実習生の最大の送り出し国になった。現在も技能実習生は増えており、今回の事件への注目は大きい。

悪条件で敬遠される縫製業界

「また縫製か」

そう語るのは、ベトナムの送り出し機関の幹部だ。日本の技能実習生は、日本の「監理団体」が海外の「送り出し機関」と契約する形で受け入れられている。実際に実習生を集めるのは海外の送り出し機関で、実習生を採用したい企業は監理団体を通し、送り出し機関が募集した労働者と雇用契約を結ぶ。

この幹部が「また」と話すには理由がある。2017年にテレビ東京の「ガイアの夜明け」が技能実習生のブラックな職場を告発し大きな話題になったが、その時も縫製業界だった。

送り出し機関幹部はこう話す。

「縫製業界の求人は扱いたくないという送り出し機関は多い。給料が安く、失踪などのトラブルが多いからだ。社会保険や寮費を引いた手取り賃金は10万円に満たないことが多い。時給計算ではなく、出来高で払われるところも多く、長時間労働になりやすい。募集してもなかなか人が集まらず、結果として集まるのは条件のいい求人ではなかなか採用されない30代の女性が多い」

現在、技能実習で認められている職種は80職種あるが、この幹部は縫製が最も人気のない職種の一つだと話す。これまでは採用条件に「経験者」を挙げる縫製業者が多かったが、人が集まりにくいため、3年ほど前からは未経験者でも採用されるようになったという。

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最終更新:7/1(月) 10:23
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