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ヘッドライトなぜ黄ばむ? 見た目が古臭くなる黄ばみ・曇りの対処方法とは

6/29(土) 10:10配信

くるまのニュース

乗用車の最大の敵は、経年劣化と紫外線

 大切な愛車も、年月とともに古くさく見えてくることがあります。そのなかでも、ヘッドライトの黄ばみや曇りなどは、とくに劣化した印象を与えています。

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 黄ばみや曇りの原因とは、いったいなんなのでしょうか。

 品質向上と耐久性の高さもあって、クルマの使用年数は年々長くなり、2018年度の調べでは平均使用年数が8.53年と「乗用車の長寿命化」が進んでいます。また、せっかく手に入れたお気に入りのクルマを、長く大切に乗りたいと思うのは当然です。

 しかし、年月の経過とともにボディやタイヤ、パーツの各部に汚れやホコリが溜まるほか、ゴムや樹脂部分が白くなるなど、経年劣化していきます。

 なかでも、クルマの第一印象を決めるヘッドライトの黄ばみや曇りは、実際の経年数以上にすごくヤレた印象を与えます。

 このヘッドライトの黄ばみやくすみの原因は、主に使用される「ポリカーボネート樹脂」という素材の特性によるもので、メリットとしてはさまざまなデザインにも対応でき、ガラスと比較して200倍以上の耐衝撃性を持つという点があげられます。

 劣化を防ぐために、ヘッドライトの表面にはコーティングが施されていますが、経年による紫外線の影響でコーティングが剥がれたり、走行中の飛び石などでヘッドライトの表面に少しずつ細かい傷がついていき、その隙間に汚れが付着してしまいます。

 経年劣化がもたらすヘッドライトの黄ばみや曇りには、どのような対処法があるのでしょうか。板金修理や車体整備などを手がける「秀自動車」(栃木県宇都宮市)の高島氏は次のように説明しています。

「ヘッドライトの経年による黄ばみや曇りは、市販のカーボディーシャンプー程度の洗浄能力では落としきれない汚れです。ポリカーボネートやプラスチックなど樹脂パーツの汚れを落とせる強力な洗浄剤を使用します。

 弊社で施工する場合は、黄ばみの程度によりエンジンルームのサビや油汚れなどにも使える強力な洗浄剤を使用することもあります。

 ただ、それだけ強力な洗浄力ということは、ボディには悪影響をもたらすこともあるので、ヘッドライト以外の部分はマスキングするなどして保護するのが良いです。

 入り込んだ汚れを落としても、ヘッドライトの表面には細かい傷が残ったままなので、超微粒子のコンパウンド(研磨剤)などで細かい傷を丁寧に磨いて消してください。これでヘッドライトの輝きはほぼ復活します」

※ ※ ※

 ここで重要なのは、ボディの傷消しなどで使うコンパウンドでは逆に傷ついてしまうこともあるので注意が必要ということです。

 また、ヘッドライトの表面はクリアになっても、そのままではまた傷が付きやすく汚れが付着やすいため、表面をガラス系コーティングなどの保護剤でカバーすることで、クリアな状態を長持ちさせることができるそうです。

 最近では、ヘッドライトの黄ばみや曇りを除去する専用のクリーナーが1000円から2000円前後で発売されています。

 基本的な使い方は、表面についた汚れを落としたあと専用のクリーナーで傷ついた表面を丁寧にキレイにしていくだけです。商品によっては、仕上げ用のコーティング剤まで入ったメンテナンスキットも販売されています。

 自分で仕上げる自信がない場合は、プロに任せる方法もあります。自動車販売店や整備工場などでも「ヘッドライトのクリーニング&コーティング」や「ヘッドライトリペアコート」として5000円前後で施工できるため、車検時にクルマのリフレッシュ方法としてオーダーする人も多いそうです。

 その場合は、ヘッドライトの状態にもよりますが部品ごと取り外して作業することもあり、隅々まで綺麗に仕上げてくれます。

 ヘッドライトは、人間でいえば「目」に当たる部分。黄ばみや曇りを放置すると、夜間の走行に支障をきたす可能性や、光量不足などで車検が通らないなんてこともあります。

 安全な運転のためにも、見た目の古くささ解消のためにも、ヘッドライトの黄ばみを解消して、常に美しい輝きを保たせおくことが重要です。

くるまのニュースライター金田ケイスケ

最終更新:6/30(日) 16:45
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