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つんく♂語る【前編】令和もここにいるぜぇ!ミュージシャンとして、プロデューサーとして

6/30(日) 9:34配信

THE PAGE

令和もエンタメ界を盛り上げる、つんく♂

 音楽家であり総合エンターテインメント・プロデューサー、つんく♂。ロックバンド・シャ乱Qのヴォーカリストやモーニング娘。のプロデューサーとして、ミュージック・シーンを中心に日本のエンターテインメント業界でキャリアを築いてきた。平成から令和へ。新時代への熱き思いを聞いた。

ジョン?ポール?ビートルズに惹かれたポイント

 音楽に生きる道を見出したのは中学2年のとき、ビートルズにあこがれギターを始めたことがきっかけだった。

 「夢みる青少年にとってわかりやすい成功例で、超ビッグネームなんだけど親近感もあって。もう解散していたことも良かったのかな。現役のグループでアルバムも20枚とかあるなら全曲聞き覚えるとなると、サジを投げたくなるけれど、10枚程度で終焉を迎えていたので振り返りやすいし、資料も豊富でしたから。とくに大学生の頃に観た『コンプリート・ビートルズ』という映像作品はとても勉強になりました」

 彼らのどこに惹かれたのか聞くと、「2つあると思います」という。

 「メロディーとハーモニー。ジョンかポールかどちらがメインかわからない感じが刺激的で。ジョンのすごさって確かにあるのですが、ポールがいなかったらジョンはいなかったわけで。でも、声はジョンが好きかな」

「なんで俺らだけ売れないんだ」ビートルズを徹底研究

 1988年、近畿大学在学時に学生仲間5人でシャ乱Q結成。アマチュアバンドとして地元大阪では観客動員ナンバー1となり、コンテスト全国優勝という実績も持ち、鳴り物入りで92年にメジャーデビューを飾ったが、しばらく低迷期が続いた。

 「売れていない時期があったから、『ロックとはなんだ!?』『作詞や作曲とはなんだ!?』『レコーディングとはなんだ!?』と、考えることができたんです。アマチュアでもプロとしても、レコーディングに関して時代的にもアナログとデジタル、双方の良さを体験しました。いずれにしてもオープンリールテープがくるくる回っている時代です」

 本来なら学校に通ったり、アマチュアのうちに勉強することかもしれないが、「僕の場合はプロになってからやれたのがラッキーでした」と、振り返る。

 「もちろん当時はなんで俺らだけ売れないんだろう、と不服のほうが強かったけど。レコーディングしながら勉強できたんだから、こんなありがたい話はないよなって今は思います」

 たとえばビートルズのさまざまな書物や資料をあさっては、どんな機材を使っていたのか、どんなマイクだったのか、どんなスタジオ環境だったのか、などを調べては真似してみたそうだ。

「ビートルズでいえばレコーディングって、アナログダビングなので、何度かダビングすればノイズが増えるんです。それを何回までするか、引き際とかそんなことを考えながらのレコーディング。今のように永遠にダビングし続けられる仕組みとは違ってアイデアを駆使してチャレンジしたと思います。実力もないと成立しなかったでしょうね」

 ビートルズにふれると、いくらでも話が出てくる。

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最終更新:6/30(日) 9:42
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