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車の安全機能が猫に誤作動!? 歩行者守るボンネットの修理に20万円かかる理由とは

6/30(日) 10:11配信

くるまのニュース

猫と衝突で修理代20万円 過失がなくても自腹修理の理由は

 クルマの安全装備のなかには、乗員を守る機能のほかに、対人衝突時に歩行者へ与えるダメージを最小限にする機能があります。近年では、衝突時にボンネットが浮き上がるという装備も開発されました。

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 しかしこの機能の思わぬ誤作動によって、オーナーが修理代の支払いを強いられるケースが増えています。誤作動を防ぐことは可能なのでしょうか。

 2005年より、歩行者を保護する性能基準として、「歩行者頭部保護基準」がモデルチェンジを機に順次導入されています。

 クルマのフロント部分と歩行者が衝突すると、跳ね上げられた歩行者はボンネット下のシリンダーヘッドなど非常に硬い金属で頭部をぶつけてしまい、死傷するケースは後を絶ちません。

 それを回避する方法としてシリンダーヘッドとボンネットの間に空間を設け、衝撃を和らげる設計として基準に対応するクルマが増えたのです。

 その結果、クルマのデザインは近年大きく変化し、ひとことでいうとフロント部分が分厚いクルマが増えてきました。しかしクーペやオープンカーは、そう簡単にフロント部分を分厚くするわけにはいきません。これらのクルマにとってはデザインも大事な性能だからです。

 そこで開発されたのが、歩行者との衝突を感知すると瞬時にボンネットの後端が持ち上がり、ボンネットとその下の部品(エンジンブロックなど)との空間を広く保つことで歩行者頭部への衝撃を緩和する安全装備です。

「アクティブボンネット」(マツダ)や「ポップアップエンジンフード」(日産)など、メーカーによって呼び名は違いますが、基本は同じ仕組みになります。

 しかし、近年この安全装置が想定外のシーンで誤作動する事故が増えているようです。本来は歩行者との衝突を感知した際に作動するはずですが、なんと猫をはじめとした小動物との衝突でも、歩行者との衝突として感知されてしまうことがあるといいます。

 一度開いたボンネットは、エアバッグと同様に自分で戻すことはできません。ボンネットそのものやヒンジ・火薬など関連するパーツをすべて交換する必要があります。

 実際に愛車のマツダ「ロードスター」のボンネットが誤作動した経験を持つKさんは、次のように話します(本記事内の画像は、Kさんより許可を得て掲載しています)。

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最終更新:6/30(日) 19:03
くるまのニュース

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