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不遇のシーズンを乗り越え海外挑戦の夢を貫く津山尚大「自分が先駆者になりたい」

7/1(月) 12:20配信

バスケット・カウント

「自分にしかできない経験を得て、下の世代に伝えたい」

取材=鈴木栄一 構成=鈴木健一郎 写真=鈴木栄一、B.LEAGUE

ライジングゼファーフクオカは、目標としていたB1残留を果たすことができずにシーズンを終えた。23歳の津山尚大にとっても、ポイントガード起用を確約されての加入で飛躍を期したはずが、安定したプレータイムを確保できず、主力になりきれない消化不良の形に。苦悩のシーズンを終えた彼は、次のステップとして『海外挑戦』を掲げている。那覇で行われたイベントの『OKINAWAN HOOP SUMMIT』に参加するために沖縄を訪れた彼に、今の心境を聞いた。



──いろいろと難しいシーズンだったと思いますが、どう振り返りますか? 

チームとは何かということを本当に考えさせられるシーズンでした。ですが、今になって考えればプラスのことが多いです。山下(泰弘)さんと1年間ポイントガードをやらせてもらって、本当にたくさんのことを学びました。僕はキングスでは最初シューターとして、2番で点を取りに行くことから始まって、ポイントでボールを運んでいました。それが福岡では、ポイントガードとして、最初からボールを運ぶことを厳しく教えてもらったので。単純なことですが、ボールをもらう前に前を見るとか、どこでどんなコールをするのか、フロントコートまで早く運ぶ俊敏性とか、そこは福岡での1年で学んだことです。

もともと海外に行きたいという目標があって、そのためにポイントガードとしてプレーすることが大切だからと福岡に来ました。僕が海外に行けば絶対にポイントガードとして使われるわけで、去年のタイミングで行ったら何もできなかったと思います。福岡ではどうプレーするべきかを学び、自信も持てるようになりました。

バスケット以外の問題もいろいろあったシーズンでしたが、ここでまたキングスとは違うものが見つかりましたし、良い経験ができたと思っています。

──慣れ親しんだBリーグでプレータイムをもらって活躍することも可能だと思います。それでも海外に行きたい一番の理由は何ですか? 

海外でプレーする選手は増えていますが、まだまだ野球やサッカーに比べると少ないです。その中で自分が日本のバスケットにどう貢献できるのかと考えると、海外に挑戦できるのであれば挑戦して、自分にしかできない経験をどんどん得て、下の世代に伝えていきたいと思います。

僕はただただ上手くなりたいです。そこに集中してこれから過ごしていくことで、いずれ自分が先駆者としていろんな国を渡り歩いて、日本のプロバスケ選手の選択肢を広めたと言ってもらえると思います。今はただ単純に上手くなりたいという気持ちだけですね。

──ユーロリーグでプレーしたいという夢を持っていたと思いますが、今はどうですか? 

一番はスペインでプレーしたいと思っています。でも、今すぐのヨーロッパ挑戦というより3年プランで考えていて、これから3年かけてヨーロッパでプレーできるようになっていく。今はいろんな国を当たって、その中で行けるところがあれば挑戦して実力を伸ばしたいです。とりあえずは海外に行く、そこから始めてみようと思って準備をしているところです。

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最終更新:7/1(月) 13:00
バスケット・カウント

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