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1日食費300円、週5バイト、大学除籍も…大学生ら6000人中3割が仕送り・小遣いゼロの現実

7/1(月) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

大学も就活も「学費」が影響

大学進学などの進路を決める際、約6割の学生が「学費」を判断基準にしていることが、学生団体の調査で分かった。 大学進学をあきらめて働いている、学費が払えず除籍になった、バイトと勉強で毎日2時間睡眠、学費値上げの撤回を大学に要求している……。

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全国の大学・専門学校から集めた声は実に7449人。

学費が無償になったらしたいことは「1日の食費を300円から増やす」「病院に行きたい」という学生たちの、リアルな日常はー。

調査を行ったのは、学費値下げと奨学金制度の改善を目指して活動する学生アドボカシー・グループ「高等教育無償化プロジェクト」、通称「FREE」だ。

インターネットや知人のつてを通じて行ったというアンケート調査には7449人が回答(6月23日時点)。うち、6226人分を集計した速報値を紹介する(小数点以下切り捨て)。

大学(専門学校)や学部を選択するにあたって学費を判断基準にしたかという質問には、「非常にした」25%、「少しした」33%と、約6割の学生が進路を選ぶ際に学費が影響していることが分かった。

また、アルバイトをしている学生は84%で、33%が仕送りや小遣いがゼロだと回答した。

2.7人に1人の学生が利用している(2017年度・日本学生支援機構調べ)奨学金の影響も大きく、FREEの調査では3割以上が将来の進路を考える上で学費や奨学金の返済による影響があったとしている。

アルバイトで勉強できない

全国の学生たちから寄せられた声を、いくつかの課題に分けて紹介する。

1.大学進学を左右するのは「学費」

「私の妹は絵(イラスト)を学びたいという希望があったけれど、専門学校の学費が高く、母子家庭の収入では支払いが困難だったため、進学を諦めて働くことを決めました。姉である私がまだ大学院で学ばせてもらっているのに、妹に夢を諦めさせてしまったことが本当に苦しくて悲しい」(中央大学大学院・経済学研究科)

「二部に入ったのは学費の問題。学費が安ければ、もっと可能性があった」(東洋大学・社会学部)

2.学費・生活のための「アルバイト」で悪影響も

「学費を払うために深夜の夜勤バイトをせざるを得ず、体調を悪化させながらも働いている。体調が悪化し大学の授業を休まざるを得ないときもあり、学生生活に支障をきたしている」(立教大学大学院・経済学研究科)

「バイトを週5で行っており、体力・睡眠時間ともに削られてしまうため、学習時間がほとんど取れない。授業中も眠い、集中できない。栄養ドリンクの量が増えている」(上智大学・ドイツ語学科)

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最終更新:7/1(月) 12:16
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