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トヨタ 新型スープラはこうやって復活した!│開発者インタビュー

7/1(月) 16:31配信

MOTA

我々も彼らから学ぶことは多かったが、彼らにも新たな発見が沢山あった

トヨタ スープラの最上級モデルである「RZ」を目の前にしたとき、チーフデザイナーである中村暢夫氏は「最初BMW側からは、我々のデザインに対して『このままだと冷却性能が足りないはずだ』と言われたんです」と教えて下さった。

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3リッター直列6気筒ターボから発するパワーは340PS/5000rpm、最大トルクは500Nm/1600~4500rpm。ちなみにこれは、兄弟車であるZ4 M40iと全く同じ出力値である。

なるほど、これは面白い……と思った。つまりBMWは、あの巨大なキドニーグリルありきでエンジンを開発しているわけだ。年々巨大化して行く鼻の穴は、確かに空力性能を追いかけるために時折塞ぐようにもなってきたが、ターボエンジンが高性能化している証でもあったのである。

しかしトヨタは、TMG(Toyota Motorsport GmbH:トヨタ・モータースポーツ有限会社)などの手を借りて、独自にスープラの空力性能や冷却性能を煮詰めた。その成果としてフロントグリルは、むしろ開口部をフラップで狭めるほどになった。そうした方が吸入空気にタービュランス(渦)が起こり、ひっぱり効果が生まれるのだという。また若干のフロントリフト抑制にもつながったという。

ちなみに「SZーR」と「SZ」は、さらにフロント周りの開口部が小さい。つまりメッシュ部分のダミーが多くなっている。

これは当然ながら搭載される2リッター直列4気筒ターボの発する熱量が3リッターよりも少ないからであり、空力的に抵抗となる部分を塞い結果なのである。

「これにはBMWも驚いていました。我々も彼らから学ぶことは多かったですが、彼らにも新たな発見が沢山あったと思いますよ」

そう中村氏は教えて下さった。

というわけでここでは、チーフエンジニアである多田哲哉氏と、チーフデザイナーである中村 暢夫氏から聞いた話を元に、新型スープラをさらに掘り下げて行こうと思う。

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最終更新:7/2(火) 12:17
MOTA

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