ここから本文です

“角打ち”で地酒PR 水戸・酒舗たなか CF活用、設備資金募る

7/2(火) 12:00配信

茨城新聞クロスアイ

“角打ち”で県産地酒のおいしさを広めたい-。水戸市南町2丁目の「石川酒店 酒舗たなか」は、店内で立ち飲む角打ちを開こうと、クラウドファンディング(CF)で資金を募っている。社長の田中正裕さん(56)は「茨城の日本酒は個性豊か。角打ちを魅力の発信基地にしたい」と話す。

田中さんは同市出身で、26歳の頃から酒販業界で働いてきた。今年2月、息子の秀弥さん(27)と共に独立。同店の空き店舗と法人を譲り受け、酒屋の経営を始めた。

角打ちは酒屋の一角を仕切り、そこで購入した酒を飲むことができる。田中さんによると、県産酒の県内消費量は約16%ほどで、地元で魅力はあまり知られていないという。日本酒に触れ、味わってもらおうと、角打ちの開設を決めた。発案した妻の貴子さん(57)は「立ち飲みは女性や若い人でも気軽に飲める。都内でブームになっており、目玉になると思った」と振り返る。

今年の冬までに店内の約66平方メートルを改装し、角打ちや酒の販売スペースを設ける。現在取引のある蔵元の酒を提供したい考え。地酒の飲み比べとともに、客の交流や、酒屋・蔵元からの情報発信の場にもしたいという。

CFの支援金は千円~30万円で、金額に応じて純米酒や、一生飲み比べパスポートなどを用意した。CFサービスの「FAAVO(ファーボ)」で、10日まで募る。目標金額は200万円。集まった支援金は、酒の保存設備の導入資金に充てる。目標達成にかかわらず、角打ちは開設する。

秀弥さんは「日本酒は海外で流行し始めている。インバウンドが来たとき、角打ちが受け皿になれば」と期待した。

田中さんは「茨城の酒はいい商品がたくさんある。その掘り起こしと、地産地消を促したい。地酒に触れ、おいしさを感じてほしい」と話している。(磯前有花)

茨城新聞社

最終更新:7/2(火) 12:12
茨城新聞クロスアイ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事