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<改正健康増進法施行>県内各地で喫煙所閉鎖 千葉市区役所なども 愛煙家「仕方ない」「たばこやめる」

7/2(火) 11:24配信

千葉日報オンライン

 受動喫煙対策を強化する改正健康増進法が1日施行された。役所や学校、病院の敷地内は原則禁煙となり、千葉県内でも千葉市の全区役所や裁判所などで喫煙所を閉鎖する動きが広がった。愛煙家からは「仕方ない」「子どもが生まれるので、この機会にたばこをやめる」と好意的な受け止めがある一方で「喫煙者への配慮をしてほしい」と嘆く声も上がった。

 昨年3月に市役所本庁舎が全面禁煙となり、来年4月から「受動喫煙の防止に関する条例」を施行する千葉市では1日、全ての区役所と保健福祉センターが全面禁煙になった。来年度からは市民センターなど約500の公共施設でも喫煙できなくなる。

 条例では、国の法律が例外的に認めている屋外喫煙所も設けない独自の努力義務を規定。民間施設も罰則付きで屋内禁煙とするなど踏み込んだ内容で、市健康企画課は「市が率先して他の模範となる必要がある。引き続き受動喫煙対策を進めていく」としている。

 千葉市中央区の県庁では、人通りが多い中庁舎脇に設置していた屋外喫煙所を廃止。一方、人目につきにくい他の屋外の2カ所は継続して利用できるが、テープで仕切った範囲内でのみたばこが吸えるように運用を始めた。県の担当者は「(千葉市の条例で)現在、利用可能な(2カ所の)喫煙所も来年にはなくす方針」と話している。

 県庁の喫煙所を利用していた東金市の男性公務員(47)は「行政機関の施設で喫煙所がなくなるのは仕方ない。仕事が終わってから喫煙所を探して吸おうと思う」とため息をついた。

 「10月に子どもが生まれるので、それまでにたばこをやめる」。喫煙歴7年という香取市の男性(28)は禁煙を誓い、千葉市中央区の男性(34)も「時代の流れには逆らえない。数年前にストレスから吸い始めたが、本年度中にやめたい」と話した。

 千葉大学は4キャンパスの喫煙スペース計19カ所のうち、13カ所を廃止。煙の流出防止措置をした屋外のプレハブなど6カ所のみで、継続して喫煙を可能とした。医学部などがある亥鼻キャンパスでは、4カ所の喫煙所を全てなくした。県庁近くにある県警本部では、3階などにあった喫煙所を4月に地下駐車場内に移転している。

 千葉地裁・家裁も県内7支部や簡易裁判所など全施設で完全禁煙に。最高裁からの通知では、例外的に設置可能な屋外喫煙所の可否について各地裁の判断に委ねるとしたが、千葉地裁では全て廃止とした。

 地裁近くにある屋外の喫煙所でたばこを吸っていた裁判所職員の男性は「職場の喫煙所がなくなり、初めてこの場所を使用した。たばこを吸わない人だけでなく、喫煙者への配慮もしてほしい」と願った。

最終更新:7/2(火) 11:24
千葉日報オンライン

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