ここから本文です

ササユリ100株無残 穴水、イノシシ掘り起こす

7/2(火) 2:28配信

北國新聞社

 穴水町越の原にあるササユリの群生地で1日までに、地元保存会が植えた80株を含む約100株のユリがイノシシによって荒らされているのが見つかった。球根や地中のミミズを食べるために掘り起こされたとみられる。例年はこの時期に花を咲かせて見物人を楽しませているだけに世話を続けるメンバーは肩を落としている。

 ササユリは町の花で、県の準絶滅危惧種にも指定されている。越の原では3カ所で群生し、他の地域より約1カ月遅い6月下旬~7月上旬に見頃を迎える。越の原ササユリ保存会が下草刈りで自生しやすい環境づくりに取り組み、看板や散策路などを整備して貴重な生育環境を守ってきた。

 保存会によると、群生地のうち1カ所で6月下旬、ササユリがほとんど無くなり、土が掘り起こされた跡が見つかった。イノシシの足跡のほか、ふんも落ちていた。自生のユリだけでなく、群生地斜面の町道近くからでもユリが楽しめるよう、2年前に植えた球根約80株全ても被害に遭った。

 保存会は町の補助を得ながら年度内に電気柵を設置し、新たに球根も植える計画で、保存会の田小路勝治さん(76)は「今年は花を見ることができず残念だったが、対策を施して来年は少しでも楽しめるようにしたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:7/2(火) 2:28
北國新聞社

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事