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卒FIT太陽光を最大16円で買い取り、パナソニックとNTTスマイルが共同サービス

7/3(水) 18:12配信

スマートジャパン

 パナソニックは2019年7月2日、住宅向け蓄電池の新製品「創蓄連携システムS+(プラス)」を発表した。5種類の蓄電容量を選択できる他、異なる容量の蓄電池を組み合わせられるのが特徴で、後付での増設にも対応する。同年10月21日から受注を開始し、価格は税別・工事費別で167万円から。さらにNTTスマイルエナジーが、パナソニックの住宅向けエネルギー製品と連携した、住宅太陽光の「卒FIT」ユーザー向けの余剰電力買取プランも展開する。

新製品の「創蓄連携システムS+(プラス)」

 創蓄連携システムS+は、蓄電池用パワーコンディショナー(コンバーター)などを含む「パワーステーションS+」と蓄電池で構成する。蓄電池は3.5、5.6、7.0、9.1、11.2kWh(キロワット時)の5種類の容量から選択できる。蓄電池ユニットを組み合わせて、最大容量33.6kWhまでの設置が可能だ。後付けでの増設も可能で、「家族が増えたため、光熱費を抑制するために蓄電池を増設したい」といったニーズにも対応する。なお、全てではないが、パナソニック製以外の太陽光パネルにも対応可能としている。

 停電時の最大自立出力は、同社従来製品比で1.3倍となる4kVA(キロボルトアンペア)に高めた。4kVAの自立出力を得るためには専用の「200Vトランスユニット」の設置と、2台以上の蓄電池ユニットの導入が必要になるが、停電時にもエコキュートやIHクッキングヒーターを利用できるなど、オール電化住宅のバックアップにも活用できるようにした。

 この他、創蓄連携システムS+の導入にあたって、既設のパワーコンディショナーを買い替える場合、他社製含む既設の太陽光パネル、パワーステーションS+、蓄電池ユニットを含むシステム全体について、15年の自然災害補償を有償で提供する。なお、パワーステーションS+については15年、蓄電池ユニットについては10年の無償保証が付帯する。

 同社は2021年度に蓄電システムの販売数で4万台の達成を目指しており、今回発表した創蓄連携システムS+については年間2万システムの販売を目指すとしている。

パナソニック製品の購入で最大16円で余剰電力を買い取り

 2019年11月から「再生可能エネルギーの固定買取価格制度(FIT)」に基づく余剰電力の買い取りが満了となる、いわゆる「卒FIT」を迎える住宅太陽光発電ユーザーの登場する。FITによる買い取り終了後、住宅太陽光発電ユーザーは、任意の電力会社に売電を継続する、もしくは自宅で自家消費するといった選択をすることになる。そのため、こうした卒FITユーザーを対象とした余剰電力の買取サービスを各社が発表している。

 同日にはNTTスマイルエナジーが、卒FITユーザー向けの余剰電力の買取サービス「エコめがね卒FIT Plus」を発表。併せて、パナソニックと共同で、パナソニック製の蓄電池やエコキュートなどの対象商品を購入したユーザー向けに、通常より高い単価で余剰電力の買い取りを行うプラン「エネPlus」を発表した。

 NTTスマイルエナジーのエコめがね卒FIT Plusは、以下全て10%の税込みで、東日本エリアで9.3円/kWh、西日本エリアで8.4円/kWh、九州エリアで7.2円/kWhで余剰電力の買い取りを行う。NTTスマイルエナジーは取り次ぎ事業者の立ち位置で、買い取った電力はその環境価値とともに新電力のエネットに帰属する。エネットはこの太陽光発電の余剰電力を活用し、CO2排出係数が少ないグリーン電力メニューを提供するというスキームだ。

 パナソニックと共同で提供するエネPlusは、エコめがね卒FIT Plusを契約し、かつパナソニックの対象製品を購入した住宅太陽光発電ユーザーに対し、さらに高い単価で余剰電力の買い取りを行うというもの。例えばパナソニックの蓄電池とエコキュートを購入したユーザーは、買取単価が13円kWhになる。最大はパナソニックの蓄電池、エコキュートに加え、NTTスマイルエナジーの「ちくでんエコめがね」を契約した場合で、買取単価は16円kWh/円だ。

 なお、このプランは2019年11月〜2020年3月までに卒FITを迎えるかつ、2019年7月25日~2020年3月31日までに対象商品を購入し、エネPlusへの申し込みを行ったユーザーが対象。さらにエネPlusによるプレミアムをを上乗せした買取価格の適用期間は1年間で、以降はエコめがね卒FIT Plusの単価となる。期間限定のキャンペーンだ。

スマートジャパン

最終更新:7/3(水) 18:12
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