ここから本文です

『進撃の巨人』を深読み 「結末予想」繰り広げる

7/3(水) 8:45配信

オリコン

 きょう3日に放送されるNHK・BSプレミアムの『シリーズ深読み読書会』(後10:00~10:59)は「進撃の巨人~人類再生の物語」を放送。諫山創氏による漫画『進撃の巨人』(講談社)を4人の文学探偵たちが深読み。それぞれが独自の視点から展開する意外な「結末予想」を繰り広げる。

【動画】アニメ『進撃の巨人 The Final Season』放送決定

 文学探偵として、「考察本」も百出の超人気作の深読みに挑むのは、『THE WORLD IS MINE』『宮本から君へ』『愛しのアイリーン』などの漫画家・新井英樹氏。歴史に世界文学、人類学まで、博覧強記の仏文学者・鹿島茂氏。「深読み」マイスター、作家・高橋源一郎氏。そして作者の諌山氏やコアな読者層と同世代の女優・鈴木杏。

 『進撃の巨人』は、「壁」の中で暮らす人類が、人を捕食する「巨人」相手に絶望的な戦いを強いられる物語。2009年、諌山氏が23歳にして連載を開始するや、ダークな世界観、謎が謎を呼ぶストーリー展開は読者の心をつかみ、社会現象を巻き起こした。単行本28巻の累計発行部数は国内だけで8000万部、アニメも大人気で、ハリウッド映画化の話も進行中だ。

 最大の魅力と謎の一つが「巨人」。「超大型巨人」「鎧の巨人」「獣の巨人」など、さまざまな大きさや造形、異なった機能やキャラを持つ。「人間」を食い殺すが、食糧として必要なわけではなく、生態や目的は謎に包まれている。その巨人たちと闘う「調査兵団」の中核となるのは、若者たち。直情型のエレン、クールな戦闘美少女・ミカサ、頭脳派・アルミンの3人を中心に、彼らが「絶えざる選択を迫られる物語」であるともいえる。「人間」が「巨人化」するという衝撃の秘密が徐々に明らかになり、「マーレ」と「エルディア」という人種(民族?)の争いにおいて、巨人化した人間が「生物兵器」として使われるようにさえなっていく。

 人類が暮らす「壁の中の世界」は、なぜか産業革命以前のヨーロッパに近く、電気、航空機、コンピューターなどの、モダンテクノロジーは存在しない。一方で「立体機動装置」をはじめとする、現実の工業化とは異なる文明や世界観がある。そこは「文明の破局後の世界」なのか「完全な架空の世界」なのか? 物語後半に至って、「壁中の世界」とは「孤島」に過ぎず、外側にさらなる世界が広がっていたことが判明し、世界観は反転する。

 番組では、「巨人」とは何なのか? 「壁」とそれを取り巻く「世界」の構造とは? 主人公たちは何のために、何と戦っているのか? 日本のみならず海外の若者に熱狂的に支持される理由は?――を深読みしていく。

最終更新:7/6(土) 7:25
オリコン

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事