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今、白馬のグリーンシーズンに注目が集まる理由

7/3(水) 6:33配信

食べログマガジン

グリンデルの洋食はどれもボリューム抜群だが、味はとても繊細。洋食にありがちな、胃がもたれるという感覚はない。

また、自家製スモークは、お土産として購入することも可能だ。宿泊先のホテルでビール片手に舌鼓を打つもよし、帰郷先で白馬の景色を思い出しながら食べるもよし。「富士には、月見草がよく似合う」とは、 太宰治の短編『富嶽百景』に登場する名文句だが、「山の町には、燻製がよく似合う」と思えてならない。

山の町なのに、実は魚もおいしい!

白馬の岩岳スノーフィールドにほど近い新田エリアにある「庄屋丸八ダイニング」も、夏の白馬で訪れてほしい食のスポット。

現在、新田エリアは、いくつかの団体の連合体として新会社「自然と伝統の融合した白馬岩岳の街並み活性化株式会社」を設立するなど、白馬の中でも再開発が進む地域。といっても、近代的な街並みに変えてしまおうというわけではない。

“自然と伝統の融合”とあるように、古い街並みを活かしつつリボーンを図っている。昨年12月にリニューアルオープンした「庄屋丸八ダイニング」は、築約160年の歴史的古民家をリノベーションし、外観、内観ともに和を感じさせる、白馬随一のオリエンタルな場所だ。

あまり知られていないが、白馬は日本海に面した新潟県・糸魚川市へ車で1時間ほどでアクセスできる場所にある。糸魚川から松本・塩尻方面へ伸びる千国街道は、戦国時代以降、塩や海産物を内陸に運ぶために使われた“塩の道”として重宝され、中継地点である白馬も街道筋として賑わいを見せていた。

現在も、白馬村と、近隣の小谷村、大町市では毎年5月初旬に「塩の道祭り」が催されるなど、山の町でありながら白馬は塩や海ともなじみが深い。そんなわけで、実はお刺身もとてもおいしいのだ。

「糸魚川の競りは、国内では珍しい午後に始まります。そのため、水揚げされて競り落とされた魚が夕方~夜に届き、とても新鮮な状態で提供することができます」と話す、庄屋丸八ダイニングの松本料理長。「山に囲まれているんだから魚は大したことないんでしょ?」なんて思っていたら大間違い。白馬の魚は、むしろうまいのである。

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最終更新:7/3(水) 6:33
食べログマガジン

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