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G20でも議題に「海洋プラスチックごみ」問題 この地方から見てみると…行き場を失くしつつある資源ごみの現状も

7/3(水) 16:01配信

中京テレビNEWS

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 6月28日に開幕したG20サミット。37の国・地域や国際機関が一同に大阪に集まり、世界規模の課題について話し合いました。そのひとつが、「海洋のプラスチックごみ」の問題。

 毎年800万トンもの量が海に流出しているといわれ、このペースでは2050年に、魚の総重量を上回るとの予想も。

 海を汚す脅威、それは私たちのすぐそばにありました。

 5月、野鳥の飛来地として知られる名古屋市港区の藤前干潟に近い川で行われた清掃活動。打ち上がっていたのは、大量のペットボトルです。

「何で捨てていくんだろうと思う」(清掃に参加した子ども)
「発泡スチロールがこんなバラバラになって流れ着くんだな」(清掃に参加した女性)

 なかには、20年以上前に製造されたプラスチックが朽ちることなく残っていました。

 一部はポイ捨てされたものとみられ、川から海に流れれば、深刻な環境汚染に繋がります。

一般家庭のプラスチックごみが行き場をなくす

 プラスチックごみをめぐる問題は他にも。一般家庭から出たごみが行き場をなくしていたのです。

 岐阜県多治見市。清掃センターにあったのは、家庭で分別して出た食品トレーや発泡スチロールのごみ。

「行き場所がなくなったというのが正直なところ。(4月から)焼却施設に運びまして、焼却処分をしています」(多治見市環境課 日比野至課長)

 本来リサイクルされるはずが、燃やされていたのです。その理由は、なんと日本を飛び越えある国が関係していました。

「中国や東南アジアが廃プラスチックの輸入を制限しています」(多治見市環境課 日比野至課長)

 これまで多治見市から出たプラスチックごみの一部は、中国に運ばれリサイクルされていました。しかし、中国は環境汚染の対策として、2017年から輸入を禁止に。

 そのため、今年の処理費用は去年の約2倍に高騰。リサイクルを諦め、緊急措置として焼却処分を決めたのです。

食品トレーは“使い捨て、ポイ捨てではない”

 資源として循環が可能なプラスチックごみ。岐阜県輪之内町にある食品容器を製造するメーカー「エフピコ」が集めていたのは…

「東海3県のスーパーマーケットから帰ってきた食品トレーの山です」(エフピコ 新矢恭三さん)

 食品トレーはスーパーにある回収ボックスで集められたもの。

 集められた食品トレーを裁断し、きれいに洗浄。そして、一度溶かして原料にすれば、再びトレーに生まれ変わるといいます。

「食品容器も、“使い捨て、ポイ捨てではない”ちゃんと資源ですと、みなさんに認識いただきたい」(エフピコ 新矢恭三さん)

 ペットボトルも同様で、カタチを変えて再び使うことができるのです。

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最終更新:7/3(水) 16:37
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