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坂東玉三郎さんの日本酒完成 自らの美意識に合う福井の蔵元と提携

7/4(木) 12:00配信

福井新聞ONLINE

 歌舞伎の女形で人間国宝の坂東玉三郎さんが福井県福井市内の蔵元と提携し、自らの名跡を冠した日本酒「BANDOS・SARI」を造り上げた。公演などをきっかけに福井に強い縁を感じているという玉三郎さん。県内の代表的な銘柄を味わい、自らの美意識に合う蔵元を選択。さっぱりとしていて食事に合う福井の純米大吟醸酒を「玉三郎ブランド」として全国に送り出す。7月14日に福井市で開かれるコンサートに合わせ同日から、県内外の酒店などで販売する。

 玉三郎さんと新ブランドに取り組んだのは、同市東郷二ケ町の毛利酒造(毛利徹郎社長)。食事の中で楽しめる酒造りに力を入れていて、純米酒「紗利(さり)」シリーズは、すしや刺し身など和食に合う日本酒として愛好家の間で知られている。

 一方、坂東玉三郎さんは2018年6月、福井県越前町でコンサートを開いて以来、伝統工芸の豊かさなど福井に強い関心を寄せている。つながりのある企画会社「メゾン ド リフレクション」(福井市)を通じ、「坂東玉三郎」を冠したブランドづくりを承諾した。

 雑味のないさっぱりした味わいが好みという玉三郎さんが、県内の複数銘柄の風味を比較した結果、毛利酒造に白羽の矢が立った。

 BANDOS・SARIは福井県産の酒米、五百万石を使った純米酒で、バランス良く調和したうまみと酸味が特長。ボトルは玉三郎さんの代表作の一つ「鷺娘」をイメージし白色とした。720ミリリットル入り1本5千円(税別)で今年は450本を販売する。

 新ブランドについて板東さんは「幅広い人たちに手に取ってもらえる飲みやすいお酒に」としている。毛利社長は「玉三郎さんに選んでもらえたのは光栄。プレッシャーはあるが、福井の素材としっかり向き合っていいものを造り、歌舞伎ファンや日本酒の好きな人たちに届けたい」と意欲を見せている。

 問い合わせは毛利酒造=電話0776(41)0020。

福井新聞社

最終更新:7/4(木) 12:00
福井新聞ONLINE

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