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元慰安婦追った記録映画が監督賞 「小さな声届けたい」

7/5(金) 21:40配信

カナロコ by 神奈川新聞

 県内在住の朴(パク)壽(ス)南(ナム)監督が元慰安婦を追ったドキュメンタリー映画「沈黙-立ち上がる慰安婦」が4日夜、韓国・ソウルで開かれている「レジスタンス映画祭」で監督賞を受賞した。朴監督は「受賞を大変誇らしく思う」と喜びを語った。

 同映画祭は大日本帝国からの独立運動である3・1運動(1919年)と大韓民国臨時政府樹立100周年を記念して昨年9月に初めて開催され、2回目。今回は同日から7日までで、米国やイタリア、フランス、台湾など各国で制作された反帝国主義、革命映画27作品が出品されている。

 監督賞は主要4賞の1つ。映画祭のオ・ドンジン執行委員長は授賞理由について「朴監督の作品を韓国の大衆に知らせるには、劇場上映をすることが必要。授賞はその過程であり、長期にわたり作品を制作してきた監督に敬意を表さねばと考えた」とコメント。朴監督は授賞式で「慰安婦被害者の小さな声が、作品を通して皆さまに届けられることは被害者にとり大変喜ばしい。一人でも多くの方に見に来ていただきたい」とあいさつした。

 「沈黙」は、15人の元慰安婦が「法的責任は解決済み」とする日本政府に謝罪と補償を求めた1990年代の闘いを描く。昨年の茅ケ崎、横浜市での上映会では右翼団体が上映を妨害し、その後の横須賀上映会では横浜地裁が右翼団体に上映妨害の禁止を命じる決定を出した。

 受賞を記念した上映会は8月24日午後2時から、藤沢市南藤沢2丁目の藤沢名店ビル6階ホールで開かれる。上映のほか、監督のトークショーも行われる。問い合わせは、アリランのうた製作委員会のメール(nutigafu@gmail.com)へ。

神奈川新聞社

最終更新:7/5(金) 21:40
カナロコ by 神奈川新聞

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