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“アイデア出しまくるAI”を開発、博報堂が考える「創造力の限界突破」

7/5(金) 7:05配信

ITmedia NEWS

 人間がAI(人工知能)よりも優れているのは「創造力」である――そのような考えを持つ人もいますが、果たして本当でしょうか。

「アイデアを出しまくるAI」の正体

 例えば2017年4月に行われた、将棋の「電王戦」。プロ棋士の佐藤天彦叡王(当時)と将棋ソフト「PONANZA」(ポナンザ)の対局で、先攻のポナンザは、いきなり「3八金」というあまり見慣れない手を打ちました。しかし、その後に「中住まい」と呼ばれる強固な守りを築き、結果的に自然な展開になっていったのです。この打ち筋を想定できていた人はどれだけいたでしょうか。

 こうした「常識では思いつかない発想」は、将棋に限らずさまざまな領域に広がってきています。例えば、ビジネスの現場でも私たちは日々「斬新なアイデア」を求められます。「そんなに毎日新しいビジネスアイデアなんて思いつかないよ。それこそ、代わりにAIが考えてくれよ」と思ったことは一度や二度ではありません。

 AIと創造性をめぐる議論は、この連載でも何度か取り上げてきましたが、電通のAIコピーライター「AICO」などは、コピーライターの仕事をサポートするクリエイティブツールの1つです。

 最近では博報堂とシステム開発のTISが、企画担当者のアイデア出しを支援するサービス「AIブレストスパーク」を共同開発しました。博報堂が培った知見を基に、アイデアやコンセプトのきっかけとなるワードやフレーズを大量に自動生成してくれます。

 「発想する」「アイデアを出す」という領域は人間にしかできないように思いますが、AIはどのように人間をサポートしてくれるのでしょうか。AIブレストスパークの開発担当者に話を聞きました。

「AIブレストスパーク」開発担当者

・元博報堂の赤松範麿さん(そもそもデザイン推進体 ファシリテーター)
・博報堂の八幡功一さん(クリエイティブセンター エグゼクティブクリエイティブディレクター)
・TISの小林賢一郎さん(サービス事業統括本部 AI&ロボティクスビジネスユニット AI&ロボティクスサービス部 シニアエキスパート)
・TISの園田健太郎さん(同 上級主任)

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最終更新:7/5(金) 7:05
ITmedia NEWS

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