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コーヒーでローカルと協業 味の素AGFの付加価値戦略

7/5(金) 7:02配信

食品新聞

北海道の喫茶店「森彦」とタッグ

 味の素AGF社は秋冬商戦に向けて、レギュラーコーヒー(RC)と約6割のシェアを握るスティックカテゴリーを中心に付加価値戦略を加速させる。

 4日本社で発表した品田英明社長は「休息(Rest)・やすらぎ(Relaxation)・気分一新(Refreshment)の3Rと健康的な生活に貢献する多様なライフスタイルに向けた様々な飲用シーンや食とのマッチング提案を強化しており、今回発表する新商品もこの方針に沿ったもの」と説明した。

 RCの新商品開発にあたっては、生活者のコーヒーに対する多様化・多極化・本物志向を捉え、日本各地の喫茶店文化や独自のこだわりを持つローカルロースターに着目した。
 その上で、AGF調べでRCの飲用杯数が最も多い北海道で喫茶店「森彦」など13店舗を営むアトリエ・モリヒコに目を付け、協業を打診して新ブランド「森彦の時間」の立ち上げに漕ぎ付けた。

 「森彦の時間」を監修するアトリエ・モリヒコの市川草介代表取締役は「AGFさんに森彦を“一本釣り”していただき、その熱意に打たれた」と語った。

 一方、品田社長は「森彦」の選定理由について「森彦さんはブレンドにこだわりを持ち、コーヒーを飲む空間や時間を大事にしている。これは企業スローガンに掲げる3Rに物凄くマッチする」と述べた。

 「森彦の時間」のラインナップは、深煎りの「森彦ブレンド」、中煎りの「マイルドブレンド」、浅煎りの「アフリカン・ムーンブレンド」の3種類。市場想定売価は180g粉タイプが700円、ドリップコーヒー(一杯抽出タイプ)5袋が500円と高めの価格帯を狙う。

 「世界観をブランドでつくり上げていくことが物凄く重要。そのためにパッケージにもこだわって監修してもらった。1、2年の間に売場で棚一段全てとることを目指していく。現在、地道に一緒に育てて下さる流通様と丁寧に商談を進めているところ」(品田社長)という。

 加えて「森彦さんとのタイアップを生活者により実感してもらえるイベントやコミュニケーションも考えている」(古賀大三郎リテールビジネス部長)。

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最終更新:7/5(金) 8:39
食品新聞

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