ここから本文です

”やることと、倒れる人が増えていく”長時間労働に英語・プログラミングも必修化…教師たちの悲痛な叫び

7/5(金) 18:32配信

AbemaTIMES

 令和の時代を迎え、長時間労働をなくし、公正な待遇で働けることをめざす「働き方改革関連法」が施行された。しかし、そうした変化とは無縁の環境で働くことを余儀なくされているのが、公立学校の教師たちだ。

 ネット上には、「採用から20数年、ずっと長時間労働。うつ病を患いながら。10年以上勤務」「週休0日で365日ほぼ休み無しで働くのを当たり前だと思うな!!」「最近は昼ご飯も食べられず、そのまま持って帰ってくる毎日」「休憩ゼロ時間ってパワハラだよね」「職員室で管理職が倒れた。明日は我が身」「1日20時間ほど働くなんてざら」「朝8時前から16時過ぎまで休憩なしで授業」といった告白も相次いでいる。

 実際、文部科学省の調査によると、残業時間がいわゆる“過労死ライン“とされる月80時間を超える教員は小学校で34%。中学校では58%にも及んでいる。それだけではない。教員という業務の“特殊性“を理由に、手当として基本給の4%が支払われる代わりに時間外手当が支給されない「給特法」によって、いわば“定額働かされ放題“の状態が続いているのだ。

 名古屋大学大学院の内田良准教授(教育社会学者)は「小学校の先生は学校に11時間以上いて、休憩時間は1、2分。小学校の場合には学校行事、中学校の場合は部活動があり、それ以外にもいじめや不登校、アレルギー、特別支援の対応など、仕事は山ほどある状況だ。一方、私立校や国立校には労基法が適用されるが、公立校では給特法が適用されるため、残業代が支払われないというか、残業をしていない、という体裁になっている。もちろん教職員組合も頑張ってはいるが、“長時間働いてこそ先生だ“というような、むしろそれを美談として扱うような文化があったことも背景にはある」と話す。

 3日放送のAbemaTV『AbemaPrime』では、現役教員を交え、現場の悲痛な叫びについて考えた。

■「このまま先生になっていいのかと考える教育学部生も」

 中部地方の公立小2年生の担任をしている丸山瞬さんのある日のスケジュールを見てみると、7時45分に出勤、16時45分の勤務終了時刻を過ぎても事務作業・授業準備で残り、退勤は19時だった。「授業を終え、子どもたちが帰った後に別の仕事が始まるが、その雑務が一番辛い。やっぱり行事が近くなると、勤務時間はかなり伸びてしまう」。

 授業以外の業務には、PTA会費・教材費・給食費の入金伝票入力、集金、福利厚生会回覧資料作成、運動会準備、花の水やり、運動会の演技図作成、運動場のライン引き、畑の管理、プール出校などが挙げられるという。丸山さんは「2年生では植物を育てるということが単元としてあるので、授業のためにも植物の管理は本務になる。野菜に関しても、収穫の喜びを味わうというのが大きなテーマなので同様。こういうところが難しい」と話す。

 「断っても何もないと言えば何もないが、やっぱり職場の関係がギスギスするので、断りきれない。僕の自治体では小学校で部活動の指導は全て担任がやっている。初任の時に断ったことがあるが、結局は誰かがやらないといけないし、それは若手にしわ寄せとなってくる」。

1/3ページ

最終更新:7/5(金) 18:32
AbemaTIMES

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事