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即席麺市場、値上げを乗り越え5年連続成長に挑む

7/6(土) 12:03配信

日本食糧新聞

即席麺市場が順調なスタートを切っている。2019年度(4~5月)のJAS受検数量(ドライタイプ)が前年比7.7%増となり、初動は好調に推移しているといえる。ただ、6月1日から各社値上げを実施。小売の店頭価格が値上がりし始めると、スタート時の勢いがやや鈍化してきているようだ。2018年度まで4年連続で成長している即席麺市場なだけに、値上げや夏需を乗り越え、5年連続の成長を目指していきたい。

総生産量は初の57億食を突破

日本即席食品工業協会調べによる2018年度(2018年4月~2019年3月)の即席麺類総生産量は、57億2349.8万食(前年比0.6%増)とわずかながら増加するとともに、初めて57億食を突破した。2015年以降4年連続で過去最高数量を更新したことになり、即席麺市場が日本の社会環境の中で求められている結果といえる。

このうち袋麺(ドライタイプ)が16億4210万食(同0.9%増)、カップ麺(同)が39億2587.6万食(同0.5%増)、袋麺(生タイプ)1億2010.7万食(同0.0%)、カップ麺(生タイプ)3541.5万食(同2.5%増)となっている。生産比率(ドライタイプ・生タイプ合計)は、袋麺が30.8%(2017年度30.7%)、カップ麺が69.2%(同69.3%)と、前年度との比率に変化はなかった。

2018年度の即席麺類総生産額(出荷額ベース)は、袋麺が1299億5600万円(同0.9%増)、カップ麺が4633億9600万円(同1.2%増)の合計5933億5300万円(同1.1%増)となった。出荷額ベースの比率は袋麺が21.9%(2017年度21.9%)に対し、カップ麺が78.1%(同78.1%)とこちらも変化が見られなかった。

2018年度の総生産量のうちJAS受検数量は、46億8747.2万食(同0.5%増)、非JAS品の生産量は8億8050.3万食(同1.1%増)で、JAS比率は84.2%(2017年度84.3%)だった。また、生タイプ麺の総生産量については、袋麺が1億2010.7万食(同0.0%)、カップ麺が3541.5万食(同2.5%増)の合計1億5552.2万食(同0.6%増)で、即席麺類全体の中に占める生タイプ麺の生産比率は2.7%(2017年度2.7%)とこちらも動きはみられなかった。

JAS製品の種類別(フレーバー・タイプ別)構成比は、図の通り。袋麺では油処理麺(フライ麺)への需要回帰、味噌味やとんこつが増加した。一方、ノンフライ麺は前年より2.4ポイント減少している。なお、ノンフライ麺の生産比率は、袋麺の中華タイプが総需に対して23.4%(2017年度25.8%)、和風タイプも加えると全体の23.7%(同26.1%)となっている。

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最終更新:7/6(土) 12:03
日本食糧新聞

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