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避妊やめたら子どもができるわけじゃない。29歳起業家が#夫の不妊バイブルを発信する理由

7/6(土) 12:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

日本で、子どもができずに悩んだことのある夫婦は3組に1組。不妊に悩む夫婦の約5割が「男性にも原因がある」―。

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18人に1人の子どもが体外受精で生まれ、不妊治療大国と言われる日本だが、妊娠・出産周りの書籍はピンク、ネット上の妊活関連のサイトも完全に女性が主役。しかし、正しいデータを知れば、男性も「他人事」では全くないのは明白だ。

男性にも妊娠周りの正しい情報を、と立ち上がったのが、Twitterで1万人がダウンロードしたという「夫の不妊治療バイブル」の発案者で、妊活や性にフォーカスする起業家、吉川雄司さん(29)。プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)、人材系ベンチャー役員のキャリアをもつ20代男性という、妊活界隈では異色の存在が、目指す世界とは。

「子どもが欲しい時の作り方を、僕らは知らない」

「避妊をやめたからといって子どもができるわけではありません」

吉川さんは、多くの人たちが陥りがちな「学校では教えない」勘違いを、まずそう指摘する。

排卵日近くに性交渉を持ちたいのに、そういう時に限って夫が仕事や飲み会で帰ってこない。産婦人科へ男性側の検査に行くのを、パートナーが嫌がる。そもそも「子作り」目的のセックスに夫が引き気味―。

妊活・不妊治療周りは、こうした女性のため息であふれている。定期的に生理があり、出産となれば当事者でもある女性は、もともと、妊娠・出産関係の情報に触れる機会も多く、興味関心も強い。

そんな女性に対し、男性の反応が鈍い理由を、吉川さんは冒頭の「避妊をやめれば……」の思い込みに加えて、こうひも解く。

「男性は妊娠・出産にまつわる性の話に対して、女性がコントロールしているんだから、知らなくてもいい、(セックスの時に)ゴムさえつければいいみたいな感覚が少なからずあります。女性の領域なので、触れてはいけないぐらいに思っていることも」

その結果、いざカップルで「子どもを持ちたい」と、妊活を始めようにも、実際に走り出してみれば、夫との温度差に妻が頭を悩ますケースがあとを絶たない。

「そもそもの性教育からして、小学校高学年で男女を分けられて『避妊しなさい』を強調する。たしかに早すぎる年齢での妊娠は問題ですが、子どもが欲しいときの作り方を、僕たちは知らない。特に男性は性のリテラシーが低く、そこでも男女で分断があります」

女性の方が興味関心が強いとなると、

「世の中のビジネスはPVを集める必要があり、興味ある人に向かって情報を打とうとする。その結果、女性向け情報ばかりになってしまう現状があります。(男女の)分断を加速化させているなと」(吉川さん)

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最終更新:7/6(土) 12:10
BUSINESS INSIDER JAPAN

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