ここから本文です

方南町駅でホーム延伸、「丸ノ内線」は便利になるか

7/7(日) 7:40配信

MONEY PLUS

7月5日に実施された東京メトロ丸ノ内線のダイヤ改正。その目玉は、分岐線・方南町駅に6両編成の列車が入線できるようになったことです。

【写真12枚】方南町駅と丸ノ内線はどう変わる?

レールファンの間で大きな話題となっている、今回の丸ノ内線ダイヤ改正。注目ポイントを解説します。

利用客の悲願だったホーム延伸

「開業時より3両編成の車両しか入ることができず、当駅をご利用のお客様には、中野坂上駅で本線の列車と乗り換えを強いられるご不便を長年おかけしておりました。このたび、当社における輸送改善計画の一環として、方南町駅の延伸工事が完成し、6両編成列車の発着が可能となりました」

方南町駅2番線の中野坂上寄りで7月4日11時10分から行われた出発式では、野焼(のやき)計史(かずふみ)常務があいさつ。方南町から乗り換えなしで、新宿・東京・大手町方面へ行けることをアピールしました。続いて、新宿駅務管区の近藤泰志・管区長への花束贈呈、テープカットが行われました。

「出発進行!!」

最後は近藤管区長が力強い声をあげると、2000系の臨時列車が出発し、中野車両基地へ向かいました。

ホームの長さを26メートル延伸

方南町駅は営団地下鉄荻窪線(現・丸ノ内線)の分岐線駅として、1962年3月23日に開業しました。ホームの長さは110メートルで、構造的には6両編成(18メートル車×6)の車両もかろうじて入線できましたが、当初から3両編成の車両で運転されていました。

これまで6両編成の車両が入線できなかった理由は、「過走余裕距離」がないことです。誤って停止位置を行き過ぎて止まることを想定し、衝突事故などを防止するため、停止位置からある程度の距離を確保する必要がありました。

東京メトロは、方南町駅のホームに6両編成の車両を入線させるため、西方向へ26メートル延伸し、全長136メートルに広げました。これにより、6両編成の過走余裕距離は2メートルから28メートルに延びました(このうち18メートルは新たに掘削)。

ホームの延伸工事に先立ち、開業当初に配置されていた駅事務室、券売機、改札口、一般トイレなどは、新たに用地を取得して掘削し、拡張したスペースへ移設。2017年12月に3a・b出入口を新設したほか、バリアフリーに対応するため、エレベーター、エスカレーター、多機能トイレを設け、“より使いやすい駅”に進化しました。

また、駅構内の床、壁、天井全体のリニューアル、照明のLED化、空調設備を更新。浸水対策として、すべての駅出入口に止水板を設置しました。方南町駅をイチから作り直すような大規模な改良工事には、完成まで8年を要し、約70億円が投じられました。

1/2ページ

最終更新:7/7(日) 7:40
MONEY PLUS

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事