ここから本文です

トヨタ「スープラ」で一番安い「SZ」は買いなの?

7/8(月) 6:00配信

&GP

ただし、SZ-Rと乗り比べると、路面の段差による突き上げの衝撃吸収に劣るなど、乗り心地が少々悪いのは、SZの気になる部分。これは、サスペンションの違いだけでなく、タイヤの違いによる影響が大きい。SZは、パンクしても一定距離を走れるものの、一般的なタイヤより乗り心地に悪影響を与えるランフラットタイヤを装着しているため、乗り心地の面でSZ-Rより劣っている印象だ。

490万円で買えるスープラ、SZに向く人とは?

では、そんなSZは、どんな人に向いているのか?

まずは「できるだけ安く新型スープラに乗りたい人」だ。6気筒エンジンを積むRZに比べて200万円、4気筒エンジンの上級グレードSZ-Rと比べて100万円安いプライスタグは、SZを選ぶ大きな理由となり得る。

さらにSZは「気軽にスポーツカーに乗りたい」という人にもおすすめ。スポーツカーを所有するすべての人が、常時、限界域での走りを楽しむわけではない。個性的なスープラのスタイルを、よりリーズナブルに所有し楽しみたい人にとって、SZは最適解となるはずだ。外観上での上級グレードとの違いは、タイヤ&ホイール程度。それらを好みのモノに交換して乗るのも、アリだ。

しかし、最もSZに向いているのは、「86からのステップアップを果たしたい人」ではないだろうか。86より走りの性能に優れるスープラは、“ひとクラス上のスポーツカー”として乗り換えに適した存在だ。

しかも、86を“イジる”ことを楽しんでいた人にとって、SZは、SZ-RやRZと比べ、チューニングを楽しみやすいグレードといえる。より高度な走りを求め、購入後にサスペンションを交換したいという人にとって、SZ-Rの電子制御サスペンションは不要に思えるだろうし、電子制御ディファレンシャルギヤに関しても、スポーツ走行を楽しむ人が好む“機械式LSD”への交換を前提とするなら、通常のデフギヤの方が好都合だろう。

ちなみにエンジンも、制御コンピュータによって出力差がつけられているだけなので、購入後、サードパーティ製のコンピュータなどでカスタマイズすれば、SZとSZ-Rの差をなくすこともできるはず。そういった、チューニング前提でクルマを買う人にとって、SZはベターな選択肢といえるだろう。

3/4ページ

最終更新:7/8(月) 6:00
&GP

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事