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<北朝鮮内部>突然の黄金ラッシュに沸く 住民と当局者入り乱れて取り合い

7/8(月) 5:10配信

アジアプレス・ネットワーク

北朝鮮の北部地域のいくつかの河川で砂金が大量に発見され、当局と付近に住む農民、労働者が入り乱れて、時ならぬ「黄金ラッシュ」に沸いているという。7月4日に両江道の取材協力者が伝えてきた。

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砂金が大量に見つかったのは、北部の両江道(リャンガンド)の河川。下流の咸鏡南道(ハムギョンナムド)の端川(タンチョン)市に水力発電所を建設しているのだが、工事のために上流域の水を一時的に迂回させて水を抜いたところ、川底の砂に金が混じっていることが分かったという。

◆資金難の国家機関が住民排除するも
国際社会の経済制裁によって資金難に苦しんでいるのは国家機関も同じだ。そのため、両江道の労働党機関、保安局(警察)、検察所が人を動員して砂金採りを始めた。さらに近隣の住民も、我も我もと集まり河原は大混雑しているという。取材協力者は次のように言う。

「恵山(ヘサン)市郊外を流れるウンチョン江では、川底の砂1トンから2グラムも金が採れるそうで、商売不振で困窮した人や付近の農民たちが砂金採りに大勢集まり始めた」

突然の砂金発見に目を付けたが新興成金の「トンチュ」たちだ。当局から砂金採り作業の請負を始め、臨時に雇った人を引き連れて川底を深く掘削しているという。

「当局は砂金を独占すべく、警察が川辺への一般人の出入りを禁じて、夜間には勝手に人が入り込まないよう警備まで立てている。だが、住民たちは警備員に賄賂を払って入り込み砂を盗んで行っている」
と、協力者は述べた。(カン・ジウォン)

最終更新:7/8(月) 5:10
アジアプレス・ネットワーク

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