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「働きづらさ」からうつ病に 26歳で「ADHD」と診断されて

7/8(月) 19:40配信

Hint-Pot

「“どこらへんがADHDなの?” それが私を見たときの正直な感想だと思います」。インターネットカフェDiCEで働く本田飛香さん(28)は、飄々と話す。近年、耳にする機会も多くなった発達障害のひとつ「ADHD」。成人してから診断されるケースが増えているという。Hint-Pot編集部では、「ADHD」と上手に付き合いながら働く20代女性にスポットを当てた。前編は、医師の小川智也先生の解説とともに、2年前に「ADHD」と診断された本田さんのインタビューを届ける。

【画像】発達障害それぞれの特性とは? 図解で説明

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「おとなのADHD」とは? 社会適応性に乏しく悩んでしまうケースも

 近年、耳にする機会も多くなった「おとなのADHD」。一体どのような病気なのだろうか? 医師で、MRT株式会社代表取締役社長、株式会社CBキャリア取締役の小川智也先生に聞いた。

「ADHDは脳機能の発達や成熟に偏りが生じた結果と考えられていますが、はっきりとした原因はまだよくわかっていません。『おとなのADHD』は、『忘れ物が多い』、『うっかりミスが多い』などの『不注意』症状と、『じっとしていられない』、『落ち着かない』、『待つのが苦手』などの『多動性・衝動性』症状がみられる神経発達症のひとつと考えられています」

 小川先生によると、おとなのADHDは、人間性や知能に問題は無いのに、社会適応性に乏しく、人間関係の形成が困難になったりして、本人も悩んでしまうケースが多いのだという。結果として、自尊心の低下、不安障害、うつ病などに陥るケースが少なくないそうだ。

「成人期のADHDの場合、職業・社会生活など全ての主要な領域において苦労が絶えず退学や転職、失業率なども高くなるケースも少なくはありません。特に対人関係の衝突や別居や離婚の割合も高いなど人間関係の問題が生じやすく、本人も困っているケースも多いと考えられます」

「ADHDの人にとっては、自分で安心感のある居場所をみつけることや達成感のある仕事に従事できることが最大のサポートとなります。また、常にコニュニケーションがとれるネットワークをもつことで、社会の中で孤立せず生活していくことが重要となります」

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最終更新:7/10(水) 20:03
Hint-Pot

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