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夏の高校野球  1.未来富山 甲子園に行くために ここで…/富山

7/8(月) 20:46配信

チューリップテレビ

 今月13日から熱戦が始まる夏の高校野球富山県大会を前に注目校をシリーズで紹介します。

 8日は春の大会で初のベスト8入りを果たした注目校通信制高校・未来富山です。
 去年春に開校した通信制の高校・未来富山。
 スポーツ学科に在籍する選手たちは、授業の一環としてほぼ半日を練習にあてています。
 創部わずか2年目。
 部員のほとんどが1、2年生です。
 そんなチームに今年の夏を特別な想いで迎える選手がいます。
 唯一の3年生でエースの早瀬翔馬投手です。

 「最初で最後なんですけど全力で1戦1戦やるだけと思っている」(早瀬投手)

 滋賀県出身の早瀬投手は中学時代からエースとして全国の舞台で活躍。
 その後、甲子園に春夏あわせて15度出場している京都外大西高校で、1年の春からベンチ入りし将来を期待されていました。
 しかし、その後、ひじを故障し全国屈指の強豪校で自分の居場所はなくなりました。
 それでも、「野球」への想いは消えず。
 去年、どこよりも野球にかける時間が長い未来富山に入部しました。
 去年の夏の県大会。
 高野連の規則で転校して1年間は公式戦に出場できないため、スタンドから仲間に声援を送り続けました。

 「応援する側に回って人生で初めての経験だったので、応援する人の気持ちが学べていい経験だった」(早瀬投手)

 応援してくれる人への「感謝」の気持ちをマウンドで届けたい。
 140キロ超えの自慢のストレートを中心に強気のピッチングで公式戦に復帰した今年春の大会では3試合全てで完投。
 絶対的エースとしてベスト8に導きました。

 「1年間しっかりやってこれたかなって思います。ここに来てよかったなって思えるような夏の大会にしたい」(早瀬投手)

 もう1人、特別な想いでこの学校にやってきた部員がいます。
 「ナイスキャッチ」中学時代ソフトボール部だったマネージャーの長川未侑さん。

 「どうしてもマネージャーになることが諦められなくて」(長川さん)

 以前通っていた高校には女子マネージャーの枠がなかったため今年4月、未来富山に転入し小さい頃から憧れだった甲子園を追いかけています。

 「攻撃のときに声出すチームはたくさんあるんですけど、守備のときの声の掛け合いがどのチームよりも元気だなって思ってて。選手が楽しそうにプレーしていたのが、私もサポートしたいなって思いました」(長川さん)

 そんな長川さんをはじめチームメイトの1・2年生がいま合言葉としているのが…「早瀬さん最後の夏なので」(長川さん)

 「3年生早瀬さんと甲子園に出て1勝でも多くできるように」(荻原伶委主将)

 唯一の3年生であるエース・早瀬投手と甲子園に行くこと。
 部員全員のその想いこそが、今年の未来富山の最大の強みです。

 「やっと投げられるって思いもある。5試合全部投げ抜いて最後の優勝の瞬間にマウンドに立っていられるようにがんばりたい」(早瀬投手)

チューリップテレビ

最終更新:7/8(月) 20:46
チューリップテレビ

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