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佐賀平野の「地中熱」潜在力を可視化 佐賀県がマップ公表

7/8(月) 14:51配信

佐賀新聞

 佐賀県は、再生可能エネルギーの「地中熱」に関し、導入の可能性を佐賀平野で調べて地図に落とし込んだ「ポテンシャルマップ」を公表した。事業者に活用してもらうことで、住宅や農業用ビニールハウスの冷暖房への地中熱利用を促し、産業振興につなげる。

 マップは佐賀平野を対象に、一般住宅と体育館、福祉施設、農業用ビニールハウスの計4種類を作成した。2017年度に地下水の温度を測る予備調査を実施し、18年度には県果樹試験場(小城市小城町)と県農業試験研究センター(佐賀市川副町)でボーリング調査をした。18年度の事業費は約3400万円。

 一般住宅は戸建ての2階建てで、大人2人、子ども2人の4人家族が、夏季は冷房を27度で、冬季は暖房を20度で使うと想定した。山手に近い地域では潜在力が高いことを示す赤色が多く、平野部や海辺に近づくにつれて低いことを示す青色が増える結果になった。

 県新エネルギー産業課は「ポテンシャルの高低はあるものの、佐賀平野一帯で一般住宅の冷暖房に地中熱を利用できることが分かった」と説明する。唐津地区でもマップの作成を予定している。マップを利用する事業者が施工する際に得たデータを提供してもらうことで精度を向上させることも考えているという。

 環境省の調査では17年度末時点で、地中熱を利用した施設は全国で7748件に上るのに対し、佐賀県内では13件にとどまっている。県内では神埼市や佐賀市が新設する施設に導入する予定で、県も佐賀市のSAGAサンライズパークに設けるアリーナと水泳場での活用を検討している。

最終更新:7/8(月) 14:51
佐賀新聞

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