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【特集】時短取得で退園通知?自治体ごとに異なる「入園制度」とは

7/9(火) 15:35配信

MBSニュース

子どもを入園希望者が多い認可保育園に預けようとする際、ある点数によって入園資格が決まります。それは夫婦が共働きかどうかなど家庭の状況を点数化して、この点数が高い人から入園できる仕組みです。ところが、この点数のつけ方が自治体ごとに差があるため困惑しているという夫婦を取材しました。

「育児短時間取得の場合は退園」に困惑

奈良市に住む会社員の三橋夕貴さん(28)。去年、待望の第一子となる長男・和怜(かずとき)くんが生まれました。夫の和史さんは市議会議員で夫婦共働きの家庭です。長男はいま1歳4か月。夕貴さんは今年4月から長男を近くの認可保育園に預けて職場復帰しました。

「(職場に)復帰してから1か月ちょっとですけど。だいぶ慣れました。」(夕貴さん)

育児真っ只中の夕貴さんは、会社の時短勤務制度によってフルタイムの社員より2時間短い勤務時間が認められています。ところが、長男を預け始めて約2週間後、奈良市から思いもよらない電話がかかってきたと言います。

「私の携帯に(奈良市から)電話がかかってきて、『育児短時間取得の場合は保育園に入ってもらえないので、退園をお願いするしかない』みたいなことを急に伝えられて。『退園が難しいのであれば、フルタイムで勤務してください』みたいなこともおっしゃっていたんですけど。」(夕貴さん)

なんと、せっかく入ることができた保育園を退園するか、時短勤務をやめてフルタイムで働くか、2つに1つの選択を求められたのです。原因は「保育園の入園制度」にありました。

入園希望者が定員オーバーした場合の“点数の付け方”

認可保育園は児童福祉法に基づき、入園希望者が定員をオーバーした場合、その家庭が「どれだけ保育を必要としているか」を親の就労時間や家庭環境などから点数化して、この点数が高い家庭から入園を認めるという仕組みになっています。

奈良市の場合は、両親が共働きで月160時間以上働いていれば、ひとり100点ずつ獲得できるためあわせて200点。介護が必要な家族が同居している場合は、さらに80点が加算されます。

三橋さん夫婦の場合、夫の和史さんは月160時間以上働いているため100点。妻の夕貴さんも、もともとはフルタイムで働くつもりだったので100点。あわせて200点で入園審査を通過したのですが、復職後すぐに育児短時間勤務に切り替えたため点数が90点に下がり、入園資格を満たさなくなってしまった、というのです。

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最終更新:7/9(火) 15:35
MBSニュース

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