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「フライパン美容師」に密着...激戦業界のサバイバル術

7/9(火) 12:03配信

テレ東プラス

はさみを包丁に持ち替え、調理や接客を担当

美容室の大量出店が岐路を迎えている。全国に約24万7000店と、コンビニの4倍もの数の店がひしめき、客を奪い合う。

愛知・春日井に本社を構え美容室17店舗を展開する「ブランシェグループ」は、ある新手法でサバイバルからの脱却を目指す。

美容師歴20年のベテラン・寺田和則さん(37)は、美容室「ブランシェ」で、売り上げ・指名共にトップクラスの人気美容師。予約は2ヵ月先まで埋まっているという。

しかし出勤は金・土・日のみ。週2日はイタリアンレストラン「トン・ガリアーノ勝川駅前店」ではさみを包丁に持ち替え、調理や接客を担当する。実はこの店を運営しているのは、美容室の「ブランシェ」。寺田さんを含め3人の美容師が働いている。美容室の常連客も多く訪れる一方で、新規の客には美容室を売り込むことで、顧客の獲得を図っている。

美と食の両面から顧客を囲い込む戦略で、同グループの2018年度の美容事業は約7億5000万円、飲食事業は約6億円の売り上げと好調だ。

「美容業界もステップアップしないといけない」。こう話す同グループの福本勝則代表(54)は、他の美容室オーナーにイタリア料理店の出店を呼びかける。物件探しや食材の調達など運営のノウハウを提供して美容室の新たな連合を作り、25兆円の飲食市場に打って出ようというのだ。

福本社長の熱意に動かされ、名乗りを上げたのは首都圏を中心に7店舗を展開する美容室「GUL GUL(グルグル)」。社長の大河内隆広さんは、「スタッフがおじいちゃん、おばあちゃんになるまで幸せにするには選択肢を与える必要がある。飲食もやって企業規模を大きくする」と出店を決めた理由を話す。

東京・新小岩に新たなトン・ガリアーノを立ち上げるべく店長に選ばれたのは、創業メンバーで一番の古株・見崎陽慶(はるよし)さん(35)。さっそく1ヵ月の研修に臨むが、飲食店の経験がない見崎さん、美容師とのあまりの違いに「ちょっと気持ち悪くなってきました。やばいです」と苦笑いも...。番組では、「フライパン美容師」として美容室とイタリアンの“二刀流“を目指し悪戦苦闘する見崎さんに密着。店のオープンやその後の奮励を追った。

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最終更新:7/9(火) 12:03
テレ東プラス

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