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もっと歌が上手くなりたい...茅原実里、15年目の葛藤と渇望

7/9(火) 17:03配信

BuzzFeed Japan

インタビュー中に悩み相談をされたのは初めてだった。

茅原実里。歌手であり、声優。

ブレイクのきっかけとなった『涼宮ハルヒの憂鬱』で演じた長門有希はクールで物静かなキャラだったが、演じる本人は天真爛漫を絵に描いたような女性だ。

笑い、悩み、質問の答えを探し熟考する。素直な人で、隠し事はあまり得意ではなさそうだ。

茅原は今年デビュー15周年を迎える。活動を振り返る中で出てきたのはここ数年の葛藤、大好きな「B’z」の存在、MISIAへのライバル心?に、大切にしている河口湖のライブ。

4月から新事務所に所属し、新たなスタートを切った茅原実里の今を聞いた。【徳重辰典】

苦楽を共にしてきたマネージャーとの別れ

――今年4月でデビュー15周年。改めて心境はいかがですか。

振り返ると、決してあっという間ではなかったと思います。特に2年前、デビュー前から二人三脚でやってきたマネージャーと別々の道を歩むことになったのは大きな出来事でした。

――茅原さんがエイベックスのスクール生の頃からの関係でしたね。

はい。もともと私がいた声優コースのスタッフさんで、デビュー前からずっと一緒。苦楽をともにしてきた人です。

あらゆる分野でジャッジを下してくれていた人がいなくなってしまったので、当時はいろいろと大変でした。とても仕事が丁寧な人だったので、築いてもらってきた大切な部分はしっかりと自分で守っていかなくちゃいけないと思っていました。

でも、本当に自分にはいろいろ足りないものが多すぎて。舞い込んできた仕事に対してのジャッジも含めて、すべてが自分に委ねられる恐怖みたいなものもありました。

もちろん周りには味方になってくれる人がたくさんいて、答えが出せずに困った時は誰かが助けてくれましたが、それでもずっと不安はつきまとっていましたね。

セルフプロデュースができるタイプでないことは薄々は感じていたんですが、今は確信に変わりました(笑)。

――歌手や声優の活動で、この数年での変化はありますか。

この4月から、ホリプロインターナショナルさんに所属させていただいて、とにかくオーディションの数が増えてびっくりしています。こんなにアニメのオーディションってあるんだ!っていう。

これまでを振り返ると、アニメのオーディション自体が年間で数えるぐらいしかなかったので。この数か月間で受けさせてもらっている作品の数に、正直ものすごくびっくりしています。

――これまでてっきり声優の仕事をご自身でセーブしていたと思っていました。

いただいたお仕事は受けていますし、特にセーブをしているつもりはなかったんですけど、常に音楽活動とバランスがとれるよう心がけてきました。

私は不器用なんです。詰め込みすぎてコンディションを崩すと、気持ちのコントロールがつかなくなってしまう。そうなると自分だけではなくて、仕事まで恨んでしまうこともある。

そういう意味でも一番の理想は、どちらの活動も100%で臨めるスケジューリングをしてもらうこと。でもそれって、はっきり言って無茶なお願いなんですよね。

人気商売で波がある仕事な訳ですから、偏るのが常です。忙しい時と暇な時とに分かれますしね。

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最終更新:7/9(火) 17:03
BuzzFeed Japan

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