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東京特殊電線、EV用耐熱電線事業を本格展開。上田事業所に専用設備導入

7/9(火) 6:05配信

鉄鋼新聞

 東京特殊電線(本社・東京都港区、社長・鈴木義博氏)はEV用電子部品向けの耐熱電線ビジネスを2019年度から本格化させる。今回事業を本格化させるのは車載で使用できる耐熱性を備えつつ、高周波電流を低ロスで流せる電線。世界的に電動車の需要が拡大していく中、技術力が生かせる高付加価値製品として期待している。主力生産拠点の上田事業所(長野県上田市)では、拡大が見込まれるニーズに備え専用設備を導入した。

 東京特殊電線のEV用耐熱電線は電力を制御するパワー半導体IGBTを駆動させるための電源回路上で、電圧を高めるトランスに使用される。極細銅線を撚り合わせたリッツ線を導体として使用し、高周波電流の減衰を低減。さらに被覆材料としてフッ素を使用して、150度まで耐熱性を高めている。同社は「高い生産技術で非常に細径での製造が可能」(鈴木社長)であることが強み。トランスや基板の小型化に貢献できることが認められ、順調に受注を伸ばしている。
 今後需要は年平均2割弱のペースで拡大する見通しとなっている。上田事業所では約1億円を投じてフッ素樹脂を被覆をする押出機と、出荷用小型ボビンに巻き替える設備それぞれ2機、専用設備として導入。今年に入って稼働させている。

最終更新:7/9(火) 6:05
鉄鋼新聞

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