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ジャニー喜多川さんが生前に語った言葉「SMAPの中居くんは…」

7/10(水) 10:27配信

BuzzFeed Japan

なぜ日本の芸能界は遅れているのか

1962年、アイドルグループ「ジャニーズ」のマネジメントのためにジャニーズ事務所を創設。

「カメラやテレビ、自動車では日本が先端を行っていたのに、なんで芸能界だけはこんなに遅れているのか」という危機感を絶えず抱いていた。

「最初は男が足を上げて踊るなんてみっともないと言われた。そこからスタートして、男が踊っても当たり前だという風に、僕はしてきたと思ってるんです。もうぼちぼち、日本の芸能界が先端に行ける時代にならなきゃおかしいんですよ」

タレント育成にも確固たる信念を持ち、「オールマイティーにやっていかないとタレントにはなれない」と口にした。

「『俺は踊れる』『俺は歌える』だけでは、将来的に一つのタレント(才能)に過ぎなくなってしまう」

「SMAPの中居(正広)くんは全然しゃべれない人間だったけど、いましゃべりを専門にやってるわけでしょ。彼なんか一言しゃべるのが大変でしたもん。それがまた楽しいんですよ」

ジャニーさんが語気を強めた瞬間

イケメン俳優やK-POPのアーティストが次々に台頭し、ファンの好みが細分化するなかで、ジャニーズはどのような戦略を描いているのか。

そう質問をぶつけると、貴賓室が張り詰めた空気に包まれた。

「いま韓流だとか言っても、ハッキリ言ってみんなウチのマネしてますよ」

「そもそもイケメンだからタレントにしたっていうのは全然ない。マッチ(近藤真彦)だってイケメンじゃないですもん。どう見ても暴走族の親方みたい。ね?」

「ジェームズ・ディーンと一緒。やってることがカッコイイから、カッコ良く見えちゃうんですよ」

終始和やかだった取材で、ジャニーさんが唯一、語気を強めた瞬間だった。

選ぶのではなく、選ばれている

ジャニーズが数々のアイドルを輩出し、隆盛を誇ってきたのは、タレントの原石を発掘し、育て上げるジャニーさんの類まれな「目利き」があればこそだ。

しかし、当人は「選ぶのではなく、こちらが選ばれている」と言ってはばからなかった。

「光GENJIでローラースケートを滑るという時に、手をあげたのがあの7人だった。君たち、滑れるの?と聞いたら『滑れない。でも楽しそうだからやってみたい』と。それで見事に成功しました」

「Kis-My-Ft2だってそう。ローラースケートなんてやったことないですよ。でも、君たちはやらなきゃいけないんだ、と言うと全部やる。できるんです。ルックスがなんだという以前に、本人にやる気がなければ絶対無理ですよ」

SMAP解散、TOKIO山口達也さん、関ジャニ∞渋谷すばるさんの脱退、滝沢秀明さんの引退、嵐の2020年での活動休止表明…。

ここ数年、ジャニーズ事務所は幾多の激震に見舞われてきた。多くの所属タレントに慕われてきたジャニーさんの訃報は、そのなかでも最大級の衝撃だ。

ジャニーさん亡き後、ジャニーズは何を受け継ぎ、何を変革し、どこを目指すのか――。「帝国」の行く末に目をこらしたい。

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最終更新:7/18(木) 20:32
BuzzFeed Japan

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