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日本短角種 本格販売へ 赤身肉需要に対応 JA静岡経済連

7/10(水) 13:02配信

日本農業新聞

 JA静岡経済連が日本短角種の本格販売に乗り出した。静岡県内のスーパーの要望を受けたマーケットイン(需要に応じた生産・販売)の取り組みで、主産地の岩手県から子牛を導入し、県内で15~17カ月間肥育。連携するスーパーが全量を買い取り、今月から定期的に売り場に並べる。高齢化に伴って増える赤身肉需要に対応し、地域独自のブランドで区別化販売を狙う。

 県内でスーパーを展開するビッグ富士(浜松市)が今月中旬から、「静岡短角和牛」のブランドで全21店舗で販売を始める。今月は5頭分。価格はロースが100グラム680~780円(税別)を予定。黒毛和種より2、3割安く設定して売り込む。1カ月に1回のスポット販売で、これからほぼ毎月販売する。

 同社の村上弘幸常務は「日本短角種の肉は、和牛のうま味や柔らかさを持った赤身で、消費者の需要に合う」と強調。同社の国産牛肉の取り扱いは黒毛和種や交雑種(F1)が多く、消費が定着しているが、「国産の上質な赤身肉を求める消費者も多い」という。

 静岡経済連は2018年1月に初めて岩手県の家畜市場から8~10カ月齢の子牛を買った。肥育は、浜松市の新村博通さん(63)に委託する。
 
 日本短角種登録協会によると、日本短角種の生産は北海道と北東北に集中している。静岡経済連の取り組みについて「珍しい」と同協会。子牛相場は1頭20万~30万円となっている。

日本農業新聞

最終更新:7/10(水) 13:02
日本農業新聞

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