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有終の美となるか!? SUVブームの“火付け役” 三菱 パジェロ 最終モデルに乗ってみた

7/10(水) 16:32配信

MOTA

パジェロは輝かしい経歴の持ち主

今はSUVが人気のカテゴリーといわれ、その先駆け的な存在が、1982年に初代モデルを発売した三菱 パジェロであった。パジェロは三菱 ジープの流れを汲むオフロードSUVだが、シンプルで都会的な外観が人気を高めた。

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パジェロの登場でSUVの流れが変わり、トヨタ ランドクルーザーや日産 サファリも乗用車感覚を強めている。日産 テラノ、トヨタ ハイラックスサーフなども、パジェロと同じく好調に売れて、オフロードSUVが人気のカテゴリーになった。

特に1980年代の後半は、バブル経済の影響もあり、スキーもブームを迎えている。雪道に強いパジェロは相乗効果で売れ行きを伸ばし、1991年に2代目にフルモデルチェンジを行った。これもヒットして、1992年には約8万4000台を登録している。2018年のホンダ フリードと同等の台数であった。

時代の変化とともに衰退していった…

ところが1994年にトヨタ RAV4、1995年にはホンダ CR-V、1997年にはトヨタ ハリアーという具合に、前輪駆動ベースのシティ派SUVが登場すると、パジェロのような後輪駆動ベースのオフロードSUVは人気を下げた。シティ派SUVは、悪路走破力はオフロード派にかなわないが、それ以外の舗装路における走行性能、乗り心地、運転のしやすさ、居住性、乗降性、燃費などは勝っていたからだ。

そして日本の悪路は、せいぜい雪道程度だから、オフロードSUVの本格的な走破力は実用的には必要ない。むしろ「悪路は走らないから前輪駆動の2WDで十分」という意見も根強く、オフロードSUVは次々と生産を終えた。

パジェロが国内生産を終了する理由とは

遂にパジェロも、2019年8月に国内仕様の生産を終了する。理由は2つあり、まずはパジェロの売れ行きが下がったことだ。現行型は2006年に発売され、2018年の売れ行きは1年間で800台を下まわった。1992年には8万台以上を登録したから、今の売れ行きは最盛期の1%以下にとどまる。

2つ目の理由は、今の状態では歩行者保護の要件を満たせないことだ。改良を施して造り続けることも可能だが、登録台数が極端に減った今では、そのメリットも乏しいと判断された。

三菱によると「パジェロの4WD技術は、エクリプスクロスなどに受け継がれている。また国内向けの生産は終わるが、海外のパジェロは今後も存続する」とコメントしている。

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最終更新:7/10(水) 16:32
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