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パタゴニアで高校生が高齢者と選挙の話をした結果…

7/10(水) 19:36配信

BuzzFeed Japan

社会の様々な問題を、立場や世代を超えてフラットに語り合うことが、次第に難しくなっている。

それは趣味や志向、属性などによる「クラスタ化」が起きたSNS上のことだけではない。現実の日本社会でも、地域のコミュニティが失われ、立場や世代の異なる人々が顔を合わせ、話し合う機会が減っている。

ある企業が、選挙という機会を通じ、様々な人々の対話の場をつくろうとしている。アウトドアウェアのパタゴニアだ。【冨田すみれ子/ BuzzFeed Japan】

「クラスタ」を超える対話

パタゴニアは7月21日の参議院議員選挙の投開票日に直営店を全店、一時休業とすることを発表した。スタッフが家族や友人と語り合い、選挙の投票に行けるようにするためだ。

パタゴニアがこの選挙で仕掛けているもう一つの取り組みが、各地にある同社の店舗で、人々が選挙や政治、社会問題について語りあう「ローカル選挙カフェ」だ。

パタゴニア吉祥寺店(東京都武蔵野市)で7月6日に開かれた選挙カフェを訪れた。

この日の選挙カフェに参加したのは、小学生から70代まで幅広い年齢層の約40人。主な参加者は20~50代で、高校生も5人ほど集まった。

コーヒーを片手にキャンプ用の椅子に座り、社会問題や政治を語り合うスタイル。「興味がある社会問題」「投票することの意義」「ありたい未来」「気候変動」の4つのテーマを、6、7人のグループに分かれて話し合った。

「どうして投票しないの?」若者と年金世代との対話

普段の生活で会話する機会が乏しい、異なる年齢層の人々が、それぞれのグループで選挙や社会問題について意見を交わした。

夫婦で参加した60代の男性は、グループディスカッションで、選挙カフェに参加した理由を、こう話した。

「私たちの年金を負担しているのは若い人たちです。なのに若い人たちが投票しないことに不安があり、なんで選挙に行かないのかという疑問がありました」

「それを知るために参加しました」

同じグループにいる20代の男女は、この言葉に「僕らが選挙に行っても何も変わらないと思っている人が多い」「用事があったら用事を優先してしまう」と、素直に「選挙に行かない若者」としての思いを語った。

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最終更新:7/10(水) 19:36
BuzzFeed Japan

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