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望んだ「職場初」育休、でも駆られる不安 「必要とされなくなるのでは……」見えぬキャリアに惑う男性

7/14(日) 7:02配信

withnews

「育休後にいまの給与、地位を維持しながら働けるのか、今後邪険に扱われないのかが心配です」

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これから育児休業に入るという、30代男性から届いたメールには、そんな不安が率直に書かれてありました。男性で育休を取得するのは、職場では初めてのケースとのこと。「ロールモデル」がいないことも、不安に拍車をかけます。揺れ動く気持ちを聞きました。(朝日新聞記者・武田耕太)

まわりに「前例」なし

男性は妻の出産にあわせ、3カ月の育休を取得する予定です。仕事は小売業。中間管理職でしたが、育休の相談を会社とするなかで、会社は補充の人材をあてがうことになり、現在は引き継ぎをしながら育休までの日々を過ごしています。話を聞いたのは、そんなタイミングでした。

男性で育休を取得するのは、職場としても初めて。「探り探りでミーティングをしながら、話を進めてきました」と男性は振り返ります。男性の後任となる人材は、春にやってきました。「もうこの会社で必要とされなくなるのでは……」。男性はそんな不安に駆られたといいます。

復帰後はどうなるのだろう? まわりを見渡しても、職場で参考になるような「前例」はみあたりません。男性自身はそれまで仕事に熱心に励んでいました。将来はさらに職場で上のポジションになることも視野に、そのための勉強に自分の時間を費やすなどしていたタイミングで、妻の妊娠がわかりました。

今後のキャリアを考えると、大事な時期ということはわかっていました。では、なぜ育休を?

男性と妻は、ずっと子どもがほしいと思っていたそうです。そして、あるとき妻の妊娠が判明しました。別の職場でフルタイムで働く妻とは、相談し、助け合いながらここまでやってきました。男性は主に料理をメインに家事を担当しています。妻は産後、やはりフルタイムでの職場復帰を希望しているそうです。

「家族は助け合いながらやっていくもの。そんな気持ちは前からあり、自然と育休をとりたいという気持ちになりました」。妊娠中に妻がひどいつわりで1カ月入院になり、その姿を近くでみていたことも、その気持ちをさらに高めました。

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最終更新:7/14(日) 7:02
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