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NYの一大イベント「プライド・パレード」を知ってますか?企業も続々参加、なぜここまで盛り上がるようになったのか

7/11(木) 18:51配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

6月最後の週末、300万~400万と言われる数の観光客がニューヨークに押し寄せた。ホテルはクリスマス並みに高騰、地下鉄も大混雑、筆者の住むタイムズ・スクエア周辺では、夜中までバーに長い列ができ、道に人が溢れた。

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「New York Pride March」、通称「プライド・パレード」のために、アメリカ中、そして世界中から人が集まったためだ。

毎年6月最後の日曜に行われるこのパレードは、ニューヨークの夏の風物詩だ。だが、今年のパレードには桁違いに気合いが入っていた。2019年という年が、アメリカのみならず、世界中のLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー)の人権運動にとって大きな歴史的節目の年だからだ。

6月はプライド月間

6月は「プライド月間」と呼ばれる。「同性愛者はじめ性的マイノリティーの人権月間」という意味だ。

この文脈において「プライド(誇り)」とは、「自分の性的指向や性的アイデンティティに誇りを持とう。人間の多様性を認めよう。さまざまなアイデンティティをもつすべての人を受け入れよう」という意味で使われる。

性的マイノリティは長い間、世界中の国々で自らの性的指向やアイデンティティを否定され、抑圧され、沈黙と羞恥を強いられてきた。それらの人々の生き方を肯定し、本人たちも自分らしく誇り高く生きていけるような寛容な社会にしていこう、という意味が「プライド」という言葉に象徴されている。

アメリカでは、クリントン大統領が2000年に「6月を同性愛者のプライド月間」とし、2009年、オバマ大統領がそれを押し進めて「LGBTプライド月間」と宣言した。今日、このコンセプトはアメリカだけでなく、世界中に広まっている。6月になると、世界中の街でレインボーの旗を目にするのは、このためだ。

ニューヨークやサンフランシスコのようにLGBTの多い街では、店のディスプレイにも、ホテルやバーの玄関にも、彼らの人権獲得運動を象徴するレインボー柄が文字通り溢れる。最近では、さまざまなファッション・ブランドが、独自のレインボー柄グッズを期間限定で売ったりもしている。

レインボー柄の旗が初めて使われたのは、1978年、サンフランシスコ・ゲイ・パレードでのことだ。この時オリジナルの旗を作成したデザイナーは、当時、ゲイに圧倒的支持を受けていた女優ジュディー・ガーランドが、映画「オズの魔法使い」の中で歌う「虹の彼方に(Over the Rainbow)」に着想を得たといわれている。ガーランドは、1960年代の時点で同性愛者への理解を公言していた数少ない大スターで、最も有名なゲイ・アイコンとして知られる。

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最終更新:7/12(金) 5:01
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