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NBA入り八村を角界一のバスケ通・鶴竜が解説

7/11(木) 11:02配信

東スポWeb

 米プロバスケットボールNBAで日本人初のドラフト1巡目指名を受けてウィザーズに入団した八村塁(21)に、大相撲の番付最高位も熱視線を送っている。現在行われている名古屋場所(愛知県体育館)で東の正横綱を務める鶴竜(33=井筒)だ。角界きっての“バスケ通”としても知られる鶴竜は、八村が現在参加している若手の登竜門「サマーリーグ」での動向もチェック。本紙の取材に応じ、今後の活躍に太鼓判を押した。

 横綱鶴竜の趣味はスポーツ観戦。なかでもNBAはサッカーと並ぶ“得意分野”だ。自らも少年時代にバスケットボールの経験があり、史上最高のスーパースター、マイケル・ジョーダンに憧れていた。愛知・東浦町にある名古屋場所の部屋宿舎にはバスケのリングが置いてあるほどだ。

 現在、八村はNBA若手の登竜門となるサマーリーグに参加し奮闘中。8日(日本時間9日)の米ラスベガスでのネッツ戦では約29分プレーし、チーム最多となる19得点、7リバウンドの活躍を見せた。「ビデオで自分のプレーのどこが悪かったか見て、次に生かしたい」とさらなる進化も誓っている。

 横綱はこうした八村のプレーを映像でチェック済みだという。それでは角界の頂点に立つ者から見て、八村はどこがすごいのか。

 鶴竜は「まず、NBAのドラフトで指名されるだけでもすごいこと。しかも1巡目。素晴らしい」と絶賛。「八村選手はパワーフォワード(PF)だけど、3ポイント(シュート)も打てるし、守備もうまい。最近のNBAは(ポジションに関係なく)何でもできる選手が当たり前になってきている。体も大きいし、筋肉質だし、パワー負けしない」と同じアスリートとしての視点で分析した。その上で「ルーキーのオールスター(ライジングスターズ・チャレンジ=NBAの1、2年目の選手が出場)には出られるんじゃないですか。(いずれは)本番のオールスターにも出られる可能性があるし、八村選手なら、できると思う」と今後の活躍に太鼓判を押した。

 さらに鶴竜は来年の東京五輪で、八村が参戦予定のバスケ日本代表の試合を生観戦することも熱望している。すでに日本相撲協会は東京五輪の日程を考慮して、来年8月の夏巡業を行わないことを発表した。

 鶴竜は「(五輪観戦の)こんなチャンスはないし、絶対に行きたい。日本には(グリズリーズとツーウエー契約を結ぶ)渡辺(雄太)選手(24)もいるし、他の選手もかなりの実力がある。アメリカに勝つのは難しいかもしれないけど、他の国になら勝つチャンスがある」と目を輝かせた。

【真価問われる9月W杯】10月開幕のNBAレギュラーシーズンでの定位置確保に向けてサマーリーグで存在感を発揮している八村だが、9月にはもう一つの大一番が待っている。

 13年ぶりに出場を決めたW杯(中国)に日本代表の一員として臨むことが内定。8月上旬から行われる代表合宿に参加する予定で、親善試合4試合(12日ニュージーランド戦、22日アルゼンチン戦、24日ドイツ戦、26日チュニジア戦)を行う。

 W杯ではトルコ(9月1日)、チェコ(3日)、そして世界ランキング1位の米国(5日)と1次リーグで対戦。同48位の日本にとっては厳しい戦いが予想されるが、八村、渡辺のNBA勢だけでなく、Bリーグ勢も成長著しいだけに、どこまで王者に迫れるかが注目される。

 八村にとっても、NBAのスーパースターたちとの直接対決でシーズン開幕前に実力を測る絶好の機会。開催国枠で44年ぶりの出場が決まった東京五輪に向けて、ファンとしても見逃せない戦いが続く。

最終更新:7/12(金) 12:10
東スポWeb

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