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広島・緒方監督「辞任」騒動てん末 地元テレビ局が流した会見告知に騒然

7/11(木) 16:34配信

東スポWeb

 広島・緒方孝市監督(50)がとんだ“炎上騒動”に巻き込まれた。10日の中日戦(ナゴヤドーム)は1―2で敗れ、引き分けを挟んで1999年以来、実に20年ぶりの11連敗。交流戦明けから白星のないまま、借金5の4位で後半戦へ向かうこととなった。その試合前、鯉党をざわつかせたのが、地元テレビ局が放った「緒方監督が記者会見を開く」という“不穏情報”。タイミングの悪すぎる告知に臆測が臆測を呼び、ファンは大騒ぎとなった。

 待ちに待った勝利まで、あと一歩だった。先発ジョンソンが7回4安打無失点と好投。打線は難敵ロメロ攻略に苦しみながらも、0―0の6回に楽天からトレード移籍後初出場の三好が放った二塁打をきっかけに、2つのゴロで泥くさく1点をもぎ取った。

 暗転したのは8回。2番手レグナルトが無死から連打で二死満塁のピンチを迎え、2者連続の押し出しで痛恨の逆転を許した。3連覇王者がまさかの4位ターン。緒方監督は「球宴前に勝ちたかったけどね。気分的にリフレッシュして戦いたい」と出直しを誓ったが、ナインの足取りは一様に重かった。

 そんな試合の裏で、この日はネット上の鯉党によるやりとりが荒れに荒れた。発端は試合前、地元テレビ局が情報番組の中で流した「緒方監督が会見へ」という何とも不穏な情報だった。

 詳細不明の告知に、カープファンはSNSを中心に敏感に反応。尾ひれがついて拡散し、大手検索サイトによる話題のツイートワードランキングでは一時「緒方監督」が1位に浮上する騒ぎとなった。

 ツイッター上は「緒方さん、早まるな」「緒方監督、辞めたらいけんよ!」などと指揮官が進退に関する何らかの意思を表明するのではと心配する声が多数あふれ、パニック状態となった。

 ただ、実際のところは何ということもない。この日は前半戦最終戦という節目だったため、緒方監督による“前半戦総括”が試合前に代表インタビュー形式で予定されていただけのこと。その後に試合が控えていたため、情報解禁が試合後に設定されたのは当然の措置だった。だが、そうした事情でしばらく続報が報じられなかったため、事実が広まり始めてからもネット上ではしばらく“延焼”が続く事態となった。

 もちろん緒方監督はファイティングポーズを崩していない。問題となった試合前の“前半戦総括”では「開幕なかなかいいスタートが切れなかった中で、課題を修正して5月は本当にいい戦いができたんですけど、6月の交流戦に入ってから、また勝てない試合が続いて…」と苦しい心境を吐露しつつ「まだまだ本当の意味での勝負は夏場。今こうして連敗はしていますけど、最後の最後まで、自分たちの野球をやる。また一つ流れが変われば、良い方向にチームとしては行けるというふうに思うので、しっかり目標を持って定めて戦っていきたい」と、辞任どころかしっかり前を向いていた。

 とはいえ、今回の騒動は、ファンがセ界王者の失速をただ事ではないと受け止めている証拠だろう。鯉党の不安を吹き飛ばすためにも、赤ヘルナインには後半戦から心機一転、王者の底力を見せてほしいところだが…。

最終更新:7/12(金) 16:45
東スポWeb

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