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夏の“巡り合わせ”をモノにしようと奮闘する若手ホースマンのアツき戦い

7/11(木) 21:46配信

東スポWeb

【美浦トレセン発秘話】先週の七夕賞はミッキースワローに騎乗した菊沢一樹がデビュー4年目にしてうれしい重賞初V。一方、西のプロキオンSはアルクトスを送り出した栗田徹調教師が開業9年目にして初タイトル奪取と、フレッシュな風が東西のターフを駆け抜けた。

 加えれば、七夕賞0秒1差2着=クレッシェンドラヴを送り出した林徹調教師も開業2年目。終わってみれば、若きホースマンの奮闘が大いに目立った1週間だったと言えよう。

 そこでふと思い出したのが、今春に開業してはや2勝を挙げた加藤士津八調教師のこんな言葉である。

「初勝利を挙げたアオイテソーロも2勝目のブーケオブジュエルも“これは勝てる”という自信を持って送り出したわけではないんです。やれることはやって送り出した結果、いい形に結びついたという感じで…。それでも思うのは目の前のことをひとつひとつ積み重ねていけば、巡り合わせでいつかチャンスが巡ってくるということ」

 ひょっとすると伸び盛りの若手にとって、その“巡り合わせ”こそが夏のローカルシーズンかもしれない。GIを狙うトップ厩舎にすれば、今は秋に向けた仕込み時期。一方、騎手サイドに目を向ければ、短期免許で来日する外国人ジョッキーは不在。加えて北海道シリーズが始まりリーディング上位が分散することで、夏場は若手の騎乗機会がグンと広がる。先週の結果を見直せば、その傾向は実に顕著である。

 障害3競走を除く計69レースで、いわゆる若手騎手(デビューから7年目未満)が挙げた勝利数は11。馬券圏内(3着以内)となると延べ51人が馬券に絡んでいる。特筆すべきは中京で16鞍に騎乗して2勝、3着3回を果たしたデビュー2年目の西村淳也か。その奮闘たるや称賛に値しよう。

「今のままでは重賞で依頼を受ける騎手には絶対になれない。現状に満足せず、自分の殻を大きく破りたいんです」

 かつて宴席で当方にこう語ったのは武藤雅。関東オークスで重賞初V、先週の米GIベルモントオークス招待でジョディーに騎乗し4着と、その決意は実を結びつつある。むろん、今こそ秋に向けたアピールの絶好機。彼ら若きホースマンの“アツい”戦いに今週も注目して損はないはずだ。

最終更新:8/16(金) 8:53
東スポWeb

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