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植物状態の男性死亡=最高裁決定で延命停止-フランス

7/11(木) 19:43配信

時事通信

 【パリ時事】フランス北東部ランスの病院で11日、約10年にわたり植物状態となり、延命措置継続をめぐり家族間で法廷闘争となっていた元看護師バンサン・ランベールさん(42)が死亡した。

 病院は今月初め、破棄院(最高裁)の決定を受け、水分と栄養を補給する延命措置を停止し、鎮痛剤による苦痛緩和を行っていた。

 ランベールさんは2008年に交通事故で脳を損傷。自発呼吸はできるが意識が戻らず、延命措置を受けてきた。

 ランベールさん本人が延命を拒否していたとして停止を希望する妻と、「植物状態ではない」と主張し継続を求める母親は、5年以上に及ぶ法廷闘争を展開。最終的に破棄院が6月28日、下級審の継続命令を覆し、延命停止を認めた。

 病院はこれを受け、回復の見込みのない患者が望んだ場合に、延命措置の停止および死に至るまでの苦痛を取り除く処置を認める法律に基づき、延命を停止した。安楽死や自殺ほう助は違法で、致死薬投与は行われていない。 

最終更新:7/12(金) 14:07
時事通信

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