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レクサスのデザインは世界に通用したのか?

7/11(木) 7:00配信

LEON.JP

世界に通用する日本初のプレミアムカーブランドを目指して登場して早20年以上。レクサスがこだわり続けてきたデザインの哲学とは? その内側に迫る。

自動車史上、最速でブランドになった理由とは?

レクサスが開発されているデザインセンター(愛知県豊田市)を訪問する機会に恵まれた。ストリクトリーコンフィデンシャルな実際の仕事の現場は、普段は部外者立ち入り禁止だが、プレス向けにレクサスのデザイン哲学をお披露目してくれるプレゼンテーションが充分すぎるほどおもしろかった。

デザインとはフシギなものだと言われる。すべてが数値化、定量化されるクルマづくりのなかで、ほぼ唯一感覚的に作られ、しかもそれが売れ行きにもっとも大きな影響を与えるからだ。

1989年に米国でデビューしたレクサスは、自動車史上最短で”ブランド”になったと評される。実際に米国の路上で見かけると、たとえばレクサスRXなどは、かなり目をひく。目立ちっぷりは日本の比ではない。

レクサス車の成功にはデザインの貢献が大きいのだが、しかし、デザインとひとことでいっても、美の創造だけを意味してるわけではない。実は自動車のかたちをつくるときには、デザイン部と生産技術部というツートップが仕事をする。これは意外に思う人も多いのでは?

プロは”このクルマ、デザインいいね”とはあまり言わない。かわりに”よくこのかたちを作ったね”と言う。美しいデザインをすることはそれほど難しいことではない。それを実際に量産する技術こそ、注目されるのである。

冒頭でレクサス・デザインセンターのプレゼンがおもしろいと書いたのは、力点が置かれていたのが、生産技術だったからだ。これこそクルマ好きなら注目するべき部分なのである。

レクサスに限らずだが、通常、量産車は、デザインがほぼ確定した時点で、量産できるかを生産技術の担当者が検討しはじめる。既存の技術で出来れば簡単だけれど、複雑なカーブなどは新しい手法を生み出さないと出来ないことも少なくない。

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最終更新:7/11(木) 7:00
LEON.JP

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