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「青春18きっぷ」の旅程どう作る 時刻表とネットサービスで調べるときのポイント

7/11(木) 11:21配信

乗りものニュース

「少ない区間」を先に調べる

「青春18きっぷ」はJR線の普通列車が乗り放題ですが、普通列車の多くは短距離運転で、遠くに行くなら何度も乗り継がなければなりません。路線によっては乗り継ぎがうまくいかず、途中の駅で何時間も待たされることも。時刻表であらかじめ調べておけば、待ち時間をできるだけ短くした効率的な旅ができます。

【画像】アプリで調べるときのポイントはココ!

 日本では様々な時刻表が販売されていますが、大型(B5判)の『JR時刻表』(交通新聞社)と『JTB時刻表』(JTBパブリッシング)には、ほぼすべてのJR普通列車の運行時刻が掲載されています。携帯しやすい小型時刻表もありますが、一部の駅が省略されていることもあり、利用する区間によっては調べられない場合があります。

 乗る列車を調べるときは、普通列車の運行本数が最も少ない区間を選び、そこから前後のスケジュールを決めていくと、効率的に旅程を組むことが可能です。多くの場合、山岳地帯の県境など人口が少ない地域で普通列車の運行本数が少ない傾向があります。

 たとえば、東京から高崎線や上越線を経由して新潟まで普通列車で移動しようと、時刻表の高崎線ページを開いてみると、上野駅から高崎方面に向かう普通列車は1日50本くらい。どの列車に乗ると乗り継ぎがうまくいくのか、すぐには分かりません。一方、上越線の水上駅(群馬県みなかみ町)から越後中里駅(新潟県湯沢町)までの県境区間は、1日5本(土休日は6本)だけ。逆にいえば、前後の上野~水上間と越後中里~新潟間では、この5本に接続する普通列車だけを調べるだけで済みます。

 また、紙の時刻表なら前後を走る普通列車の時刻も一度に確認できますから、待ち時間を多めにとって旅程に余裕を持たせたいときも、比較的簡単に調べられます。

ネットサービスを使うなら「設定変更」がキモ

 紙の時刻表のほか、インターネット上の乗り換え案内サイトやスマートフォンの乗り換え案内アプリを使うのも、ひとつの手です。JR線の普通列車だけを調べる「青春18きっぷ」利用者向けの乗り換え案内サービスがありますし、それ以外のネットサービスでも設定を変えれば普通列車だけを使う乗り継ぎパターンが調べられます。

 ヤフーのスマホアプリ「Yahoo!乗換案内」の場合、「交通指定なし」のアイコンをタップ。「利用手段」の項目にある「新幹線」「有料特急」「空路」「高速バス」「路線/連絡バス」「フェリー」をすべてオフにして「決定」ボタンをタップ。この状態で出発駅や到着駅、日時を入力して検索すれば、通常は普通列車だけの乗り継ぎパターンがすぐに表示されます。

 この方法は紙の時刻表に比べ、簡単に調べられるのが大きなメリットです。ただし、所定のダイヤで最も効率的な乗り換えパターンが表示されるため、どの乗り換え駅でも待ち時間が短くなりがち。食事や買い物の時間を確保するのが難しくなります。

 このような場合、「高崎で昼食を取る」「越後湯沢で温泉に入る」と途中下車駅をあらかじめ決めておき、「上野→高崎」「高崎→越後湯沢」「越後湯沢→新潟」というように、細かく区切って検索したほうがいいでしょう。

 また、検索する区間によっては、「青春18きっぷ」では利用できない私鉄や第三セクター鉄道の普通列車が含まれることもあります。この場合は私鉄や第三セクター鉄道の運賃を別に払う必要がありますが、JR線しか通らないルートで検索されるように経由地を追加入力して調べるのも手です。

草町義和(鉄道ライター)

最終更新:7/11(木) 12:16
乗りものニュース

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