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【壁を乗り越えて】がんを子どもにどう伝える? 母と娘の5年間 自由研究に込めた思い

7/11(木) 14:00配信

中京テレビNEWS

 娘はママの体がおかしいことを、わかりかけているかもしれない…。どうやって、伝えたらいいのか。由紀さんは、担当医に相談することにしました。

「学校が休みのうちに伝えた方がいいですよね?」(由紀さん)
「それは、お子さんによるので、どちらでもいいとは思いますが、もちろん動揺しても全然おかしくない内容なので。苦しいけど学校に行かなきゃいけないということになるよりは、夏休みだったら、別にただの出校日ぐらいですし」(医師)

 親ががんを隠しているつもりでも、子どもが気付いている場合は少なくないといいます。悪い想像を膨らませたり、不安を募らせたりする恐れがあるため、子どもにがんを伝えるという考えが広まっています。

2017年、娘に告知 「家族だから一番最初に話してほしい」

 この先、入院や治療で自分が家にいない日が増えていきます。その前に、がんという病気と向き合っていることを伝えておきたい。由紀さんは、自分が患っているがんについてのサイトを2人で見ながら、当時10歳だった彩楓ちゃんに病気について話しました。

「ママ、がんなんだ。この病気なの」(由紀さん)
「そうなんだ」(彩楓ちゃん)
「1月から長い間入院していたのを覚えている?あの時、放射線治療っていって、ママの気管支っていう部分にあるがんに、目には見えないビームみたいなのをあてて、がんが大きくならないように治療したんだよ」(由紀さん)
「ママ、がんだったんだ~」(彩楓ちゃん)
「今まで話さなくてごめんね。これからは何でも話すからね」(由紀さん)
「うん」(彩楓ちゃん)

 由紀さんが思っていたより落ち着いた様子だったといいます。しかし、そのあと、思ってもみない反応が・・・。

「ママのがんのこと、まだ誰にも言ってないの?」(彩楓ちゃん)
「ジイジやバアバは知ってるよ」(由紀さん)
「パパも知ってる?」(彩楓ちゃん)
「みんな知ってるよ」(由紀さん)
「え~!!知らなかったの私だけ?何で私にだけ言ってくれなかったの~」(彩楓ちゃん)

 がんの事実より、家族の中で一人だけ内緒にされていたことに傷ついたというのです。

「ちょっと教えて欲しかったなと思った。家族だから一番最初に教えてほしい」(彩楓ちゃん)
「少しずつ今の状況とかを話していったり、うまく家族で病気と付き合っていきたいなという風に思っています」(由紀さん)

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最終更新:7/11(木) 16:38
中京テレビNEWS

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