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向井理「内容のない会話の中で感情が動いていく」主演舞台『美しく青く』開幕

7/11(木) 12:45配信

TOKYO HEADLINE WEB

 向井理が主演する舞台『美しく青く』の初日前会見および公開ゲネプロが10日、東京・渋谷のBunkamuraシアターコクーンで行われ、会見に向井、田中麗奈、作・演出の赤堀雅秋が登壇した。

向井理、最新主演舞台は「不毛な台詞ばっかり」

 冒頭に初日を迎える心境を問われ、作・演出の赤堀は「優秀なスタッフとキャストの皆さんのおかげで、近年稀(まれ)に見る穏やかな心境です(笑)」と笑う。自身の役について、主人公で自警団のリーダー・保を演じる向井は「誰しもが持っている感情をちゃんと持っている人だと思います。とにかく思ったことをを感じたまま演じるしかない」。保の妻で、認知症の母親の介護に追われる直子を演じる田中は「リアリティを持って、直子なのか自分なのかわからないくらいに演じられたらいい」と意気込みを語った。

 本作の見どころを、向井は「不毛な台詞ばっかりなんですけど(笑)、ひとつひとつの場面ではなく、内容のない会話の中でなにかしら感情が動いていく。そういう細かいところを舞台ならではの視点で観ていただければ」、田中は「(群像劇というのは)日常の積み重ねなので、それぞれ注目するところや感情移入する登場人物も違ってくる。自分に近い人に自分を重ねてみて、それぞれおもしろみが違うと思うので、皆さんの感想が楽しみです」と顔をほころばせた。

『美しく青く』というタイトルについて、赤堀は「描くことは極めて些末(さまつ)な描写なんですけど、空や海といった人知の及ばない、抗えないものと対比した中で人間の根源的なあり方が浮き彫りになってこないかな、と。(人間に対する)希望でもあり、畏怖の念というような思いでつけました」。

 同劇場での赤堀の作・演出作品は14年『殺風景』、15年『大逆走』、17年『世界』に続く4作目。2年ぶりに書き下ろしの新作となる今回は、震災から数年経って日常を取り戻しつつある集落を舞台に、“野生の猿”という新たな問題に悩まされる男たちや周囲の人々を通し、人間の不毛な営みと日常の愛おしさを独自の視点で描く。その他のキャストに大倉孝二(ナイロン100℃)、大東駿介、横山由依、銀粉蝶、秋山菜津子、平田満、駒木根隆介、森優作、福田転球。

 Bunkamura30周年記念作品である舞台『美しく青く』。東京公演は本日7月11日~28日までBunkamuraシアターコクーン、大阪公演は8月1日~3日まで森ノ宮ピロティホールにて上演される。

最終更新:7/11(木) 12:45
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