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冨田真由さんが記者会見「こんな目に合う人がいなくなってほしい」 小金井ストーカー事件への対応で都などを提訴。経緯を振り返る

7/11(木) 13:07配信

ハフポスト日本版

小金井市でストーカーの男から刃物で襲われ重傷を負った冨田真由さんが、母親と共に7月10日、警視庁を管轄する東京都と元所属事務所などに約7600万円の損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。

【事件の経緯】岩埼受刑者が冨田真由さんを知ったきっかけから、事件に至るまで

「再三、危険性を伝えていたにもかかわらず、警視庁が必要な警備を怠った」と主張している。

冨田さんはこの日、事件後に初めて記者会見に立った。

直前で会見への出席を決意「自分の言葉で語りたい」

冨田さんは会見で報道陣を見つめ、「当時、テレビやネットのニュースで私の事件を知り、心配し、心から生きることを願ってくださった方々に感謝を伝えたいと思います。心強い言葉やあたたかい支援に、とても救われていました。本当にありがとうございました」と語った。

その後、代理人弁護士が「裁判を起こすか苦悩していた中、警察の対応のずさんさが明らかにされることで、ストーカーに対する見方や対応がさらに変わってほしい」と冨田さんのコメントを代読。

当初、母親と代理人弁護士のみの予定だったが、「自分の言葉で語らないと、正しく伝わらないかもしれない」と感じ、直前に会見の出席を決意したという。

実名を出すことについても「こうして出ることでストーカー事件の対応が変わり、こんな目に合う人がいなくなってほしい」という強い希望があった。

ともに会見に出席した冨田さんの母親は、時折、冨田さんの肩に手を置きながら心配する様子で、訴訟に至るまでの経緯を声を震わせて次のように語った。

「事件から3年が経ちますが、一日も忘れたことはありません。警察とのやり取りの中で、3年間警察はこちらからの質問に一切答えてくれませんでした」

「警察からの回答は『裁判になれば明らかにします』というそっけないものでした。当時の話を聞くには裁判をするしかないという決断に至りました。何もできないのであれば、『大丈夫』などと言う言葉ではなく、危険を回避する方法や身の置き方を指示してほしかった。後悔してもしきれない」

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最終更新:7/11(木) 13:09
ハフポスト日本版

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