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江戸期の「網代かご」修復 高岡・西念寺住職の乗り物

7/11(木) 22:41配信

北日本新聞

 高岡市立野の真宗大谷派西念寺(福田元道住職)が、江戸時代に住職が法要などに出掛ける際に利用していたとみられるかごを修復した。寺の大広間に飾ってあり、門信徒に披露する。 (西部本社・平瀬志保)

 2016年3月に、寺の改修工事のため、本堂につるしてあったかごを降ろした。幅74センチ、長さ113センチ、高さ94センチで、担ぎ棒の「轅(ながえ)」は長さ458センチあった。

 背もたれの板に書かれていた文字を県公文書館で調べてもらったところ、江戸時代に使われていたひらがなだと分かった。かごはひどく傷んでいたが、福田住職は「江戸の文化を何とかして残したい」と思い、修復に踏み切った。

 木本佛具店(富山市丸の内、木本隆久社長)を通じ、名古屋市の仏具業者に依頼。漆、木工、金工などの職人が分担して昨年10月から作業に当たり、今年6月に修復が完了した。全体が黒い漆で塗り直され、赤い御簾(みす)や、珍しい黄色の網代(あじろ)も当時の色を取り戻した。

 よみがえったかごは寺を訪れる門信徒らに見てもらう。福田住職は「歴史の重みを感じてほしい」と話した。

北日本新聞社

最終更新:7/11(木) 22:41
北日本新聞

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