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最先端装置で出張環境授業 能登里海教育研究所、大野町小に

7/11(木) 0:57配信

北國新聞社

 環境教育の出張授業を各地で行う能登里海教育研究所(能登町)は10日、おおの大橋のたもとで、大野町小5年生26人を対象に最先端の水質測定装置「アルバトロス」を投入した課外授業を行った。同装置は水中に漂う微少なプラスチックを捉えて汚染度を調べることが可能で、海洋汚染が社会問題となる中、授業を通じて児童は肉眼で見えない化学物質の弊害に理解を深めた。

 環境問題などに取り組む一般社団法人ピリカ(東京)が開発したアルバトロスは、スクリューで水を吸い込み、網目0・3ミリ以下のプランクトンネットで微細なごみなどを回収する。同研究所によると、課外授業で使用された例はなく、今回が全国初だという。

 海に流れ出した生活ごみのプラスチックが細かく分解された「マイクロプラスチック」は、さまざまな有害物質を吸着して誤飲した魚や鳥、さらにそれを食べる人間に悪影響を及ぼすことが懸念されている。

 この日の課外授業では、同研究所の職員らがこうした現状を児童に説明し、おおの大橋からアルバトロスを垂らしてサンプルの水を採取した。児童は顕微鏡でサンプルの水を眺め、マイクロプラスチックの形状などを観察した。

 河口付近に生息するプランクトンの存在や、水中ドローンで川底の様子なども確認した橋本麗可さん(10)は「顕微鏡で小さなプラスチックが見えた。川をきれいにしないといけない」と語った。授業後は、他の児童からも「ごみを捨てる人を見掛けたら注意する」「どうしたら川からごみがなくなるのだろう」などと声が上がり、環境保全への意識を高めていた。

北國新聞社

最終更新:7/11(木) 0:57
北國新聞社

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