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メンズコスメで男性も「顔」に投資、SNSや仕事にプラス

7/11(木) 5:00配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 男性も顔に投資する時代が到来したのだろうか。元投資銀行家のフランスのマクロン大統領は2017年の就任当初、メーキャップに1日当たり平均300ドル(約3万3000円)以上も費やしていたことが明らかになり話題となった。マクロン氏のように人前に立つことが多くなくても、男性の肌の悩みは女性と比べても少なくはない。

にきびの痕やベタ付き、毛穴の広がり、乾燥など、年齢を重ねるごとに男性の肌の悩みも増える。また、女性と違って定期的にひげをそる必要があることから、肌はむしろ荒れやすい。

市場調査会社の富士経済の調べでは、男性の美に対する投資は、年間2兆7000億円を超えると見込まれる国内化粧品市場全体から見ると少ないものの、ヘアケアなども含めたメンズコスメ市場は18年までの10年間で約20%伸び、1200億円近くに達したと推計されている。このうち化粧水などのフェースケア市場は230億円を超え、今後も市場拡大が予想される。

男性向け化粧品は続々と登場している。ポーラ・オルビスホールディングスは、メンズコスメラインを拡充。昨秋からカラーメーク用製品も取りそろえた総合ブランド「FIVEISM × THREE(ファイブイズム バイ スリー)」を立ち上げ、アイシャドーやリップなど約60種類の商品を発売した。現在では約80種類に増えている。

ここまで男性向け商品を幅広くそろえたのは大手化粧品メーカーでは初の試みで、老舗百貨店で専用カウンターまで設けている。

国内最大手の資生堂は今年3月、肌色を補正するBBクリームを男性向けに発売。この製品は1本で全ての肌色に対応するという。今後カラーメーク商品を投入するかどうかは、市場の動向を見てから判断すると広報担当の佐藤純氏は話す。

ファイブイズムの発案者であるブランドプロデューサーの石橋寧氏は、20、30年前だったら発売は考えられなかったとし、日本人男性の美意識は確実に向上していると指摘。CLSA証券で化粧品業界の株式調査を担当するオリバー・マシュー氏はメンズメークについて、「需要は本物で、市場の変化も確かだ」との見方を示す。

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最終更新:7/11(木) 5:00
Bloomberg

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